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第十一球 ページ12

『っか〜!我慢できんかった〜!』
「それな、あれで我慢出来るやつ何者」
「余所者」
「そういう意味ちゃうわ」


コネシマとシャオロンとで喋る。
あれからオレらはスっと自分たちのところに戻って、次の学校の紹介を聞いていた。
ちゃんと聞いてたし、名前も把握した。

人の名前は覚えといて損はなし、やしねぇ。


『さーてと、今日のサーブの威力はー?』
「ででん」
「ででどん」

『いつもより調子悪。はよ調子戻さなあかんわコレ、サーブ練多めにやっとこ』


手伝って欲しいなーちらちら。なんて言いながらボールをつく。しかし返ってくるのは冷めた目。


「ナル、サーブすんのもええけどお前MBなんやから守備練習もしろよ」
『だいせんせ…。んー…分かった。
おしゃおー、スパイク打って!』

「おっ、スパイク打っていいん?遠慮なく打つけど???」
「なら俺が上げてやんよ」


そう声をかけてきたのはグルッぺン。でもグルッぺンが上げんのやったら来んのは……


「放ってかんといてよグルッぺン!」
「お前俺らのトスあげるんちゃうんけ」
「勝手にどっか逃げんじゃねぇよ」
「うげっ、お前らやりすぎで飽きた!!」


まぁトントンとマンちゃん、ひとらんですよね

見かねたショッピくんの掛け声でメンバー全員が集まってゲーム形式で練習することになった。

メンバーは1セット終わったらシャッフルをする、と繰り返していたので固定はされていなかった。
やはり俺らは全員がほぼ同戦力だからか勝敗がつきにくかった。
負ける時は負け。勝つ時は勝つ。



「お昼ですよー。食堂に集まってください」


そう呼びかけてきたチーノ。時間を見ればあと10分でいつもの時間。整備と移動を考えれば残り2.3分
丁度良い時に声掛けに来てくれたんだな

途中だった試合を止めて整備してから食堂に向かう。そこまでお腹空いてねぇしな…。
1人前食べて満足しとくか。





「あー腹減った、な!シッマ…!」
「エッいやあんまり…そこまで腹減ってへんわ!ほら、シャオロンとかめっちゃ動いてたし腹減ってるやろ!!」

「なんでアイツら腹減ってないとか言ってんだ?チラッと練習見たけど、あれ絶対誰でも腹減るぞ」
「チビちゃんも見たんだ、……如何にもお腹減ってますって顔なのにね」


……そうだよな、他校からしたらオレらの行動はただの奇行だよな。
だがお前らは知らないからこそ言えるんだよそんなこと。



___食害という恐ろしい災害を…!!

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通りすがりの一般人 - 初コメ失礼します!とても面白いです!なぁんちゃってが最高過ぎる・・・作者様のペースで頑張ってください!応援してます‼ (2月26日 1時) (レス) @page24 id: 3abe2dada4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日記予定表 | 作成日時:2021年2月16日 0時

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