我々、イカなり。 (ページ25)

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-ニジュウサン- ページ25

雲ひとつない綺麗な青空。

和気あいあいと話すイカ(ひと)達。

俺たちの目の前に居てるシュキョウの方。

あれ？なんでいてんの？

あとなんでそんな笑顔なの？

＿＿数分前

ci「...」
em「...」
Shp「...」
3人で静かに立っている。
何故か。それはバトルするために集まったからである。
なら、早く行けばいいそう思うかもしれないがまだ来てないひとが居てる。
誘った本人であるゾムさんだ。
普段遅れやんのになにやってんやろ。
そして俺は誰にこの考えを教えてやってんだろ。
と脳内で思考を巡らしていると、向こうからゾムさんの声が聞こえた。
zm「遅れてすまん！！」
ci「何やってたんですか？」
zm「いやな、普通に家出たんやけど後ろからコイツ着いてくるからさ」
そう言って指を指した方向を見てみる。
そこには、ニコニコとしてるイカが居た。
em「えっと、どちら様ですか？」
とエミさんが声をかけた。
??「はじめましてめぅ！」
ci(......めぅ？)
os「チーム、シュキョウのオスマンです！よろしくな」
と、笑顔で挨拶してくる。
Shp「俺らになんか用っすか？」
os「いつも色んな人の試合みさせてもらってるんよ、それで君達の試合も良かったら見せてほしいなっとおもって」
zm「やから、俺の跡つけてたんか。てかそれやったら観戦したらええだけちゃうの？」
em「そうですね、そっちの方が早いでしょう？」
os「そーやけど、今日は気分で動いてるから」
相変わらず笑顔を向けている。

＿＿ということがあり冒頭に戻る。

さっきからこの調子で何も起こらない。
んー、どうしようか。
ci「...とりあえずバトルいきますか？」
この空間に耐えきれず言葉をこぼす。
Shp「この人がただ見てるだけやろ？ならバトルしてええんとちゃいます？」
とショッピくんも同じ気持ちだったみたいで、ロビーに向かって歩き出した。
俺達もその後を追う。
os「じゃあ、頑張ってなー」
と手を振り見送るオスマンさん。
んー、誰かに見られてるって考えると恥ずかしいな。
em「いつも通りでいいですよ、チーノさん」
心の声が聞こえたかのようにエミさんが声をかけてくれた。
ci「ありがとうございます、まぁ気にせず頑張りますね」
といった瞬間にステージに飛ばされる。

さて、今回も勝ちに行こか。