我々、イカなり。 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,164 hit

＊イチ＊ページ3

タイトルに＊が付いた時は
日記予定表担当です。

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此処はハイカラスクエア。
イカしたイカたちが集まる最新の場所！

「チーノ？なにやってんの、待たせてんのやからはよ行くぞ」
「おー悪い悪い！スグ行くー！」

今日はチーム皆集まって、チームプレーの練習と個人の戦闘練習を兼ねた野良試合をする日。

今日はどれくらい貢献出来るかな、なんて考えるのも日課となりつつある。
漸くガチマッチに行けるようにはなったけど、まだ早い、なんて言われて未だにガチマッチに出向いたことは無い。

そうこうしていると、待ち合わせ場所に辿り着く。既に2名が待っていて、イカフォンを弄っていた。

「お待たせしましたー！」
「いえ、全然大丈夫ですよ。私達も少し前に来たくらいですし」
「いやでも…」
「まあええやん！ロビー行こうぜ！！」

一応紹介しておこう。
一緒に待ち合わせ場所に向かったのはショッピ、待っていた敬語の方がエーミール、明るくロビー行こうと誘ってくれたのがゾムさんだ。

それは置いといて。
ロビーに向かうと様々な画面が表示されており、現在の試合状況、バトルフィールドの案内などが映像化されていた。

「お、今日はＢバスパークとタチウオパーキングやって。」
「マジすか。チャージャーが輝くじゃないすか…！！」
「Ｂバスは中心の高台の取り合いやろうなぁ。スコつけていくやろ？中心は行くべきじゃないやろうな」

本来ならチャージャーにとって高台というのは絶好の場所。だが、それを止められるのはスコープが付いているから。

彼はスコープをつけての方が命中率は高いがその分周りへの注意が低い。特に、Ｂバスパーク等の回り込まれやすい地形は彼にとって不利なのである。

「ですよねぇ…。でも、克服も兼ねてやってみたいんです」
「…まぁ、今日は練習のために来たんやしええんやない？な、ゾムさん」
「エミさんがそう言うなら…。」
「良かったなショッピ！」
「アザっす！」

それから試合に出向くものの、そもそもＢバスに行けなくて克服は出来なかった。
結果は勝率も高いけど6:4、7:3という感じ。

そろそろ帰るか？と声がかかる。
確かにもう既に1時間半はしている。来た時間のこともあってあと1、2試合くらいしか出来ないだろう。

「最後にもう1試合やりましょ、どうせなら最後までやりましょ」

そう一声掛けると、せやな！と明るく返ってくる。
最後くらいは、せめて。