＊ｼﾞｭｳﾅﾅ＊ ページ19
「んーと、まずはチーノからな」
鬱がそう言うと、コネシマがはい！と手を挙げた。それに合わせて鬱は、どうぞコネシマさん。とノった。
あれいつの間に発表制になった？？？
そんな思考は放っておいて、コネシマの声に耳を傾ける。
「せやなぁ、まずは周り見すぎやな。」
「え」
「確かに周り見ることは必要や。でも、見すぎは違う。お前がやってんのはタダの監視員や。」
「それ、でも…裏取りに気をつけなきゃ…」
「もし相手が裏取りして来んかったら？
お前のやってる事、俺らに通じてるだけで全員に通じてるとは限れへんのやぞ。
そんな監視はな、
「ちがっ」
「お前はそういうことをしてんのや。それをわかっとけ」
コネシマさんの言葉はグサグサと刺さってきて、同時に迷惑もかけてたんだと罪悪感が募る。
確かに、ローラーなんだから突っ込んでいってもいいかもしれない。
…やっぱり、アドバイスを聞けてよかった。
ここからは簡単にアドバイス内容を紹介しようと思う。
ショッピくんには
スコープで目立つところに行ったらすぐやられるぞ。そんなに目立つところに居たいのならスコープなしでも狙撃できるようにしろ。
エミさんには
ゾムが居てるからと下がりすぎ。真ん中あたりで交戦したらいい。サポートに回りすぎているから対
ゾムさんには
お前は前に出過ぎ。仲間の様子くらい確認しろ。戦闘狂になるな。陣形崩れて勿体ない。AIMとか潜伏とかは脅威なのに…本当に勿体ない。協調性を持て。
とのこと。それぞれに着いてくれるみたいで、俺にはロボロさんが着いてくれるらしい。
……ローラーに、スピナー…？
「…その顔、疑問に思っとるみたいやなぁ」
「ん、ぇ？まぁ…はい。
そっちのチームにローラーが居ないのは知っていますけど…」
ちなみに紹介しておくと
コネシマはシューター、鬱はチャージャー、
ロボロはスピナー、シャオロンはマニューバーである。
「まぁ、お前の思っていたであろう"突っ込んでいく"に対しては俺が丁度いいみたいやしな」
「え、
ロボロは軽く笑ってから、俺の腕を引いて練習のためステージに連れていってくれた。
「さ、チーノ。」
「お前の為のお勉強の時間や。」
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作者名：日記予定表 タケノコカレー。 x他1人 | 作成日時：2020年8月7日 11時
