三条の奥方な件について (ページ22)

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酒は飲んでも飲まれるなページ22

｢はぁ｣

『おや、貴方は･･･』

大型な男性･･･

｢あぁ、烏切殿｣

『切永で構いません･･･貴方は確か･･･』

｢太郎太刀と申します
刀の大きさゆえに奉納されました｣

『ならば、私と同じようなものですね』

｢えぇ((｢ちょっとちょっとー！兄貴ー｣｣

｢･･･次郎太刀、飲み過ぎですよ｣

｢そんなの知らないもーん
酒があるから飲んだだけさ！
ところで、あんたはいける口かい？｣

『清酒･･･ですか？』

｢おうおう！一緒に飲まないかい？｣

『えぇ、是非お供させて頂くよ

太郎さん！すみませーん』

｢いえ、お気になさらず･･･次郎太刀を頼みます｣

･･･酒は飲んでも飲まれるな･･･ですね
無事に帰ってこられるでしょうか･･･
心配ですね

｢ささ！じゃんじゃん持ってこーい！｣

『あのっ、お名前は･･･』

｢あたしは次郎太刀
兄貴はさっきの太郎太刀さ
こう見えても兄弟なんだよ？｣

『見事に正反対ですね』

｢だろー｣