寝ても覚めても ページ8
寝ても覚めても翔くんの事ばかり。
流石に今はそうじゃないけど、
出会った時は毎日そんな感じだった。
ほぼ一目惚れに近いような恋の落ち方だったから、気がついたら目で追ってたし...
当の本人は全然気づいてなかったけどね...
いやー、それにしても長いよなぁ。
翔くん好きになって何年だ？
軽く20年はたってる気がする...
年重ねるごとに可愛くなるし...
おいらもう翔くんなしじゃ生きていけないな。
ぶっちゃけ、好きになった時も同じこと思ったけど、今は当時より強く思う。
これぞまさに運命ってやつ？
難しいことはよく分かんねぇけど、そうだといいな.......
今は寝ても覚めても翔くんが隣にいてくれるから、24時間翔くんのことを考えることは無くなった。
だってさ、考えなくても隣にいるんだよ？
これって超幸せじゃない？
昔の自分が聞いたら驚くだろうな。
あんなに好きで好きで自分のものにしたかった人が、今は手の届く距離にいるなんて...
今でも告白した日のことは鮮明に覚えてる。
あの時の自分はよくやった！
本当、褒めてやりたい。
それでも、やっぱり1番褒めてあげたい人は翔くんなんだけどね。
翔くんが深い愛と優しい心で受け止めてくれたから、今があるんだもん。
きっと翔くんのことだから、色々人生計画立ててたと思うんだ。
何歳で結婚して、何歳で子供つくって、何歳で家を建てて...
そんな計画。
だから、そういう人生ぜんぶ引っくり返してOKしてくれた時は、涙流すくらい嬉しかった。
それと同時に、絶対この人を幸せにしなきゃって思った。
今思えば、完全に若気の至りだよね。
そんな恋から始まったのに、もう20年以上の付き合い。
人生なにが起きるか分からないな...
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作者名：haruru | 作成日時：2017年9月19日 16時
