ハート乱用する系上司に日々苛ついています【文スト】

嘘が2個 ページ16

斜め後ろを歩く芥川くんをちらりと見てみる。
何時もと同じ華奢な手足に、フリルたっぷりのブラウス、そして黒外套。

女の子みたいに睫毛が長くて…。


「…？どうされた？」


よし決めた、今日の私は芥川くんだ！←
そうと決めたら化けようか。


『…どうです？似てますか？』


「や、僕になるのですか…？」


戸惑う芥川くんを異能で私の姿にする。
…あ、因みに私の異能は他の人間にも効力を発揮するのですよー！凄いでしょう！


『…芥川くんは私になってくださいね☆』


今日は巫山戯ても怒られない日だからね←
太宰幹部も化かしちゃえ←


「わ、分かりました…」


『…ｺﾞﾎｯ…それは重畳』


「芥川くん…は、毎年こんな事するのですか」


お、口調も寄せてくれてるよ。
優しいなこの子。


『…僕はこの組織に入ってまだ2年目な故、これがはじめてかと』


自分の顔をまじまじと見ること少ないから思うけど、こんな無表情な私も珍しいよね。


「そうなんですか、案外最近なんですね」


ーーー
そうです、案外最近(*´ω｀*)
さてさて、皆は気づきますかね…？

そして作者は公式さんのエイプリルフールネタに引っかかりました(笑)

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