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ハジメマシテが2個 ページ26

女物の香水の香りで目が覚めた。
やけに甘ったるいそれは微かではあるけれど、先程見かけた少年から漂っているようだ。

「…起きたの?」

革張りのソファに座り、何かの本を読んでいる彼はなんと言うか、絵になった。

『…あの、誰ですか?』

心の底からの疑問である。
飽くまでも私はただの大学生であるし、目立つ見た目にはしていない筈だ。
どうして、見知らぬ少年に拉致されたのか。
そもそもにこの少年は何者なのか。

「手荒な真似をして悪かったね」

質問に答えない彼に苛立つ。
苛立ちが心の中で泡立って波を作った。

「君を、うちの偉い人がご所望なんだよ」

偉い人、というのは誰なんだろう。
嗚呼、分からない。気持ち悪い。

『帰りたいです』

「ごめんね、其れはできない」

胃の中身が逆流しそうな感覚に襲われる。
恐怖よりも、気持ち悪さが勝った。

『如何してですか』

すると彼は面倒臭そうに一言答えた。

「うちがポートマフィアだから」

『は?』

夢か冗談としか受け取れない言葉を吐いた彼と、やけにずっしりとした手錠が本当のことであると私に告げていた。
ーーー
作者なら発狂しそうですけどね。
そもそも、竜頭抗争真っ只中に街を歩いてて無傷な森見ちゃんが異常なだけです。

ハートが16個→←ハジメマシテが1個


ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 黒の時代   
作品ジャンル:ラブコメ
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椿@低浮上(プロフ) - アイリスさん» ありますね。繊維なのでお腹を壊したりはしませんでしたが、二度と食べたいとは思いませんでした。シャボン液………ひぇ、大丈夫だったんでしょうか……、歯磨き粉は私もありますね。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e4b31c2906 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス - 作者さんは紙を食べたことがあるんですね。因みに僕はティッシュとシャボン玉の液と歯磨き粉を食べたことがありますww (2020年10月4日 16時) (レス) id: e2ff213486 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 姫歌さん» あ、そうですね!ついつい嬉しくて…。もう此方からお邪魔しますね! (2019年5月19日 14時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 椿さん» 何度かコメントくださいましたよね。…これ以上はコメント欄のチャットになってしまうので、宜しければボードにお邪魔しても宜しいでしょうか? (2019年5月19日 11時) (レス) id: d8a4d97043 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 姫歌さん» でも殆どタイトル詐欺なんですよね(笑)姫歌さんの作品本当に大好きです…!だざにぃ好きです! (2019年5月19日 11時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3d9bdea2451/  
作成日時:2019年3月27日 20時

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