ＰＲＯＬＯＧＵＥ． ページ1
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『サークルどうしよう⋯⋯ 。』
校門前で沢山の先輩達がサークル募集のチラシを配っていて、自分の手元には十数枚程。飲みサーやスポーツ系、演劇に美術⋯⋯ うーーーん、迷う。
(⋯⋯ ？ なにあそこ、すっごい人だかり。)
校門から少し遠い場所、裏庭に繋がる道が人でごった返している。なにあれなにあれ、気になりすぎる。どうせまだ時間あるし見に行こうかな。そう思いながら足を進めてみると、⋯ え、これ全員女の子だったの？？？
｢叶先輩〜〜！！ ♡ ｣
｢葛葉先輩こっち向いて〜〜！！ ♡ ｣
｢ねえみた？今絶対私の方見たよね？｣
｢違うって！ 私目合ったもん！！ ｣
『⋯⋯ 関係なさそう、』
多分アイドルサークル的なやつなんだろうね、こんな女の子に囲まれてキャーキャー言われて、さぞ楽しい人生なんだろう。うんうん、いいと思うよ、それも青春。
『 でも、あの人 ⋯⋯ 、』
少し暗い赤髪の男の人、凄い体調悪そうだけど大丈夫？顔真っ青だし、唇の血色も悪い、若干フラフラしてるのも伝わってくる。あれは ⋯⋯ 、
『ちょっと退いて下さい、っ⋯ 、！ すみません、 退いてください！！ 』
｢は？なにあの女、誰？｣
｢いるいる、ああやって前行こうとする図々しい女。｣
好きに言ってくれ、私は人助けをしたいだけなんで。
『 っあ、の！！ 今すぐ医務室行きましょう！！ 』
？ ｢ は？ ｣
『ほら早く！ 倒れる前に急いで！！ 』
素っ頓狂な声を出す彼の手を引いて人混みを抜けようとした時、｢ 待って、｣と腕を掴まれる。
｢キミ、ローレンのファン？ 駄目だよこういう事しちゃ。｣
『ちが、だってこの人、』
｢はいはい、分かったからその手離せ。｣
なんなんだこの人達、仲間の体調不良にも気づかないわけ？ こんな真っ青な顔して立っていられる方が奇跡よ。
先輩相手だし、敬語使わなきゃ、落ち着かなきゃって思ってたはずだった。
『この人！！ 貧血で今にも倒れそうな顔してましたよね！？ なんで気付かないんですか！？ 友達なら気付いてあげなさいよ！！！ 』
人生で最大にやらかした日である。
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紅蓮(プロフ) - おい それでいいのか主人公ww思わずツッコミしてしまったw作品更新お待ちしてます！ (10月30日 19時) (
レス) @page5 id: 6325dccc5b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 買収w面白かったです！これからも無理せず頑張ってください！更新をお待ちしてます！ (10月30日 16時) (レス) @page5 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栢 | 作成日時：2023年10月30日 8時
