喧嘩ができない元スケバンさん。２！【今日から俺は！】 (ページ3)

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第１話！ページ3

『...1ヶ月くらい前に抱かれました。』

理子さんがめちゃくちゃ食いついてきたので、思わずそう言ってしまった。

京子「おいおいおい、まじか。」

意外にも京子さんが食いついてきた。

聞いてきた理子さんは恥ずかしそうに顔を手で隠していた。

三橋「で、どうだった。相良との夜は。」

『...めちゃくちゃ優しくしてくれました。』

真っ赤になりながらそう言うと、三橋さんが煽るように「うぇーい。」と言ってきた。

そして何故かハイタッチを求めて来たので、とりあえずそれに応えておいた。

なんで応えたんだろう。

理子「大学生ならではの、ひと冬の過ち的なあれだね。」

三橋「それを言うならひと夏の過ちだよ。アホめ。」

三橋さんがそう言うと、理子さんは三橋さんの脇腹を軽く殴っていた。

だけど理子さんの軽くは全然軽くないので、三橋さんは少しだけ顔をしかめた。

伊藤「そ、それからは？」

伊藤さんも少しだけ顔を赤くしながらそう聞いてきたので、私も静かに堪える。

『...全くと言っていいほど、そういう大人なあれこれはありません。』

京子「いやいやいやおいおいおいおい...」
三橋「いやいやいやおいおいおいおい...」
伊藤「いやいやいやおいおいおいおい...」

そんな声を合わせて言わなくても。

と思ったけど、正直私も猛くんには

いやいやいやおいおいおいおい...。

という感じだった。

今回だけとは言わず、またやろうぜ。

と私に言ってきたのに、それ以来は全然手を出してこない。

喜んでいいのかなんなのか、という感じだけど。

京子「まぁ、相良も狂犬って言われてた男だし、また手出してくるんじゃねぇの？」

『えぇー？困るなぁ。』

京子「ちょっと顔が緩んでんじゃねぇよ。」