・ ページ44
・
「「………………。」」
『……ナイフ刺さったままだし、明らかに他殺でしょ。』
山田「……本当に、死んでるんですか、」
『さっき脈は確認した。…………で?誰がやったの。』
高橋「っ、でも、私達四人、さっきまで一緒に……。」
『そうだね。……だから、準備してる途中で殺したんだろうね。……じゃなきゃこんな雑な殺し方しないもん。……まじで私の何見てきたんだって感じ。』
山田「…………。」
『殺したのは100歩譲っていいよ、でも……、私の獲物を勝手に奪った挙句、こんな雑な殺し方するなんてさ。……流石になめてるよね?』
猪狩「……それ、どういう、」
『ナイフで一突きしてそのまま部屋に放置?……なにこの殺し方。人の獲物奪って殺してんだからさ、もっと愛情込めて、ちゃんと殺しなよ。……は、……は?え?なんで、』
山田「……いおり、さ、」
『なんで彼を入れ物にする必要があったの、』
・
『私が、今ここで飛び降りて死んだら、悲しんでくれる?なんで死んだんだって言ってくれる?中身の入ってない、ペットボトル同等の魂の入れ物を、馬鹿みたいに愛してくれる?』
・
大西「……っ、」
『……死体の処理するからケーキ食べてて、』
山田「……いおり様は、」
『要らない。』
山田「……っ、そう、ですか、」
『……早く行って、』
高橋「……わかった。」
猪狩「……行くぞ。」
山田「………うん。」
大西「…………。」
『この中にいる犯人だけに言うけどさ、次、私の獲物に手出したら、』
「「…………。」」
『……私は、お前を、絶対に、許さない。』
山田「…………。」
大西「………っ、」
猪狩「…………。」
高橋「っ、……」
『……行って。』
山田「……失礼します。」
『………………。』
・
─ 2 years ago ─
『……っ、おっ、……はは、セーフ……。』
間宮「……てめぇ、何考えてんだ。」
『……そんなに私が死ぬのが嫌?』
間宮「嫌に決まってんだろ!!」
『……っ、なんで、?』
間宮「……お前は、俺の恩人だ。俺はお前に恩を返さないと気が済まねぇ。」
『…………。』
間宮「俺は世間のなんにも知らねぇ奴らとは違う。俺は、お前が死んだら、……悲しくて、寂しくて、虚しくなる。」
『っ、…………』
間宮「だから、俺といる限り、……絶対死のうとすんじゃねぇぞ。」
『………うん、っ、』
「………………………………。」
・
『…………ごめんね、』
236人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花火2016(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます!!分かりました!お時間かかってしまうかもしれないのですが、出来次第出させていただきます!! (2022年8月12日 0時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!!良ければ、あなたの番です劇場版の、夢主のシーンとか書いて欲しいです!!これからも更新頑張ってください! (2022年8月11日 23時) (レス) id: 665485fed9 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - たまごボーロさん» コメントありがとうございます!今気付きました…笑 実は最初、猪狩くんと高橋くんのお話にしようと思ってたんですが、「後輩くん一人の方が書きやすい…」と思って急遽変更したので、そのミスだと思います…笑 教えていただきありがとうございます! (2022年8月9日 23時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 後輩の話で最初猪狩くん?の名前ありましたけど、話の中では高橋くんだけってことでいいですか? (2022年8月9日 23時) (レス) @page6 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ