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間宮「「え、なんで手伝わない気でいるの?誕生日が終わったらただの人間だからね。……はい、手伝って。」って。」
大西「いおりさんっぽい……。」
間宮「まぁ、あいつはよくやってるよな。」
大西「……そうですね。」
間宮「……、お前まさか見た?」
大西「っ、え、……?」
間宮「……いおりの部屋にある、あれ。」
大西「………。」
間宮「っ、お前まじか、」
大西「だ、誰にも言ってません!!」
間宮「だろうな。……お前言ったらあいつに殺されるぞ。」
大西「……っ、はい、」
間宮「はぁ……っ、絶対口外するなよ。」
大西「……はい、」
間宮「……ほんっと、あいつはよくやってるよ。」
大西「……あれ、って、そういう事なんですよね。」
間宮「……まぁお前が想像してる通りだよ。……ただ、あの件に関しては、あいつは何も悪くない。……つーか、誰も悪くない。」
大西「……そうなんですね、」
間宮「……ま、口には出すなや。」
大西「っ、あの、」
間宮「なに。」
大西「……あの時、詮索するなって言いましたよね。」
間宮「……。」
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間宮「詮索するな。」
大西「えっ?」
間宮「……なぜ俺が生きてるか、なんて、知ってどうする。……俺が生きてても誰も分からないんだから、聞く理由だってなんにもねぇだろ。」
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間宮「……あぁ、」
大西「……知りたいんです、いおりさんの事と、……あなたの事。」
間宮「………長くなっから、手動かしながら聞け。」
大西「っ、はい、」
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─ 3 years ago ─
『…………。』
間宮「っ、おい、……お前、冗談だろ、」
『……ん?』
間宮「……俺の事を利用した挙句に殺す、って算段かよ。」
『……私には、もう必要ないから。』
間宮「っ、やめろ、」
『……ごめんね?』
間宮「やめろ、!!」
『……っ、』
間宮「……っ、は……?」
『……って言おうとしたけど、やめやめ。……私にはあんたが必要。……だからここから出て、協力して、生きていこうよ。』
間宮「……、お前、」
『……ねぇ、シンジ、私の為に生きてくれる?』
間宮「……っ、」
『……今日、何日?』
間宮「……10月31日。」
『……私はここから出て渋谷に行く。そしたら変装も怪しまれないでしょ。……あんたも裏口から逃げて車用意して、渋谷までお願いね?』
間宮「っ、お前、」
『……私にはあんたが必要、って言ったけど、……逆も然り、でしょ。』
間宮「っ、……わぁったよ、」
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花火2016(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます!!分かりました!お時間かかってしまうかもしれないのですが、出来次第出させていただきます!! (2022年8月12日 0時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!!良ければ、あなたの番です劇場版の、夢主のシーンとか書いて欲しいです!!これからも更新頑張ってください! (2022年8月11日 23時) (レス) id: 665485fed9 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - たまごボーロさん» コメントありがとうございます!今気付きました…笑 実は最初、猪狩くんと高橋くんのお話にしようと思ってたんですが、「後輩くん一人の方が書きやすい…」と思って急遽変更したので、そのミスだと思います…笑 教えていただきありがとうございます! (2022年8月9日 23時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 後輩の話で最初猪狩くん?の名前ありましたけど、話の中では高橋くんだけってことでいいですか? (2022年8月9日 23時) (レス) @page6 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
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