第３話！ ページ6
『早く食べない猛くんが悪いと思うんですけど。』
確かに猛くんのあーん、を求めてスプーンを差し出したのは認める。
だけど、猛くんがいつまで経っても来てくれないから食べてしまったのだ。
アイスもなんか溶けそうになってたし。
いやむしろあのままだと、固形物じゃなくて液体物になってしまうから食べたんだ。
相良「だからって辞めるとかないだろ、食うつもりだったんだからよ。」
『...溶けちゃうじゃん。』
わざといじけた感じでそう言うと、猛くんはバッとこちらを向いてきた。
相良「あ、いや、あの...」
あたふたと私に話し掛けようとする猛くん。
助けてあげたくなっちゃうけど、私は千葉に来てから嫌な感じの女になった。
ふいっと猛くんから顔を背け、反応を見る。
相良「...わ、悪い。」
チラッと猛くんを見ると、本気で申し訳なさそうな顔をしていた。
チョロいかもしれないけど、可哀想になってきた。
『...次は早く口開けてね。』
そう言って、小指をピンと立てて猛くんの前に突き出す。
指切りしてくれるだろう、と思った。
だが、猛くんはそんな普通の概念の男じゃなかった。
猛くんはそれを見て、私の小指を手でぎゅっと握ってきた。
まさかの行動だったので、私は思わず吹き出してしまった。
相良「なんだよ。」
『違う、そうじゃない...。』
相良「は？」
猛くん、ふざけてる訳じゃなさそうだったので余計に面白い。
私が猛くんの手を掴んで、小指だけを立たせる。
すると猛くんはそれを両手やり、何故か頭の上に乗せた。
『...え、なにしてんの？それは。』
私がそう聞くと、猛くんは表情も変えず、ボソッと
相良「...小鬼。」
と言った。
猛くんは意外と天然で可愛いところもある。
それにまた吹き出すと、恥ずかしそうに顔を赤くした。
相良「なっ、なんだよ！」
『違う、そうじゃなくて。』
私は背の高い猛くんの頭から腕を離させ、私の近くに持ってこさせる。
そして私の小指と猛くんの小指を絡ませた。
相良「...あっ。」
ようやく気付いたようで、猛くんは今まで以上に顔を真っ赤にした。
相良「そ、そうならそうと早く言えよ！」
『この流れなんだから指切りに決まってるでしょ！』
相良「う、うるせぇ！そんなん分かるかよ！」
そう言って猛くんは、自分の手で自分の顔を隠し、私に見られないようにした。
私が手をこじ開けて見ようとすると、「見んな！」と怒られる。
怒られたのに、少し幸せな気持ちになった。
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こもれおLOVE - 猛くん可愛い。キャラ崩壊してもいい。いやむしろキャラ崩壊して。マジやばい。いっそんパウダ(( (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - アルゴリズム体操ｗ久しぶりに思い出しました！！♪手を横に〜あらアブナイ〜ってやつ！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火2016さん» さとす……でも言い直すの厳しいですね！経験者は語るってことで辞めときます。忠告はちゃんと聞くタイプ←((目の前にいるのにメール送ってきたら馬鹿と見なしましょ。 (2018年12月13日 20時) (レス) id: 656cb74d82 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ＊ルーラー＊さん» ありがとうございます(T_T)全然迷惑じゃないですよ！こちらこそありがとうございます(T_T) (2018年12月13日 19時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
＊ルーラー＊ - 迷惑になってしまったらごめんなさい。本当に、もう、泣きそうです。相良くんがヤバイです。夢主ちゃんもヤバイです。本当に泣きそうです、ありがとうございます((( (2018年12月13日 17時) (レス) id: 38581538ac (このIDを非表示/違反報告)
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