第１５話！ ページ19
使わない食材を冷蔵庫の中に。
猛くんがどっさり入れてきたスナック菓子を棚に入れる。
『じゃあ作ろう。』
相良「なんか手伝える事あるか？」
『包丁使える？』
相良「人切るくらいは。」
『うん、テレビ見てて。』
そう言って猛くんに買ってきたお菓子の1つを持たせて、リビングに帰した。
さすがにこのキッチンで...いや、まず猛くんに人殺しをするのを辞めていただきたい。
ここに来てから伸ばしている髪をゴムでキュッと結いて、包丁とまな板を準備する。
人参、じゃがいも、玉ねぎを水でざっと洗い、ぱぱっと切ってしまう。
たまに玉ねぎを洗わない人もいるらしいが、多分それが正解で私が変なんだと思う。
猛くんをちらっと見ると、多分興味はあまりないであろうニュース番組を見ていた。
ニュースでは、私もあまり興味ないニュースが流れている。
『お菓子食べ過ぎないでね？』
相良「Aの分も考えて食べてるから安心しろー。」
そういう事じゃなくて...。
まぁ、楽しそうだからいいや。
そう思いながら、食材をグツグツ煮て、隠し味を入れようと台の上を探し...
...しまった。
隠し味、棚の上にあるの忘れてた。
『猛くん、これからお湯で煮るんだけど、ちょっと鍋見ててくれる？』
相良「いいけど、どうした？」
『棚に隠し味置いてあるから取りたいの。』
相良「あー、分かった。取れなかったら言えよ、取るから。」
さすがにこの身長じゃ上の方にある隠し味さんは取れない。
少し低めの椅子を使い、隠し味の正体をパッと取って椅子を戻す。
その間、猛くんはじーっとシチューを睨むように見ていた。
『ありがとう。もう取れたからそんなに威嚇しなくて平気だよ。』
相良「隠し味ってなんだ？」
『...目瞑って？』
猛くんは、私の言う通りに目をぎゅっと瞑る。
私はその隠し味の蓋をパカッと開けて、猛くんの前に持ってくる。
相良「なんだ、今のパカって音。」
『ちょっと匂い嗅いでみて。』
私がそう言うと、猛くんは警戒しながらもすんすんと匂いを嗅いだ。
相良「...昆布？」
『すごーい！正解！よく分かったね！』
鳴滝家では、必ずシチューには昆布茶を入れるのだ。
これはひいお婆ちゃんの代かららしい。
相良「旨いのか？」
私はその言葉に頷き、昆布茶をドバっと入れる。
相良「いや、お前、隠し味の意味な。」
『まぁ、食べてみたら美味しいから。』
警戒している猛くんを横目に、出来上がったシチューを器によそる。
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こもれおLOVE - 猛くん可愛い。キャラ崩壊してもいい。いやむしろキャラ崩壊して。マジやばい。いっそんパウダ(( (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - アルゴリズム体操ｗ久しぶりに思い出しました！！♪手を横に〜あらアブナイ〜ってやつ！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火2016さん» さとす……でも言い直すの厳しいですね！経験者は語るってことで辞めときます。忠告はちゃんと聞くタイプ←((目の前にいるのにメール送ってきたら馬鹿と見なしましょ。 (2018年12月13日 20時) (レス) id: 656cb74d82 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ＊ルーラー＊さん» ありがとうございます(T_T)全然迷惑じゃないですよ！こちらこそありがとうございます(T_T) (2018年12月13日 19時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
＊ルーラー＊ - 迷惑になってしまったらごめんなさい。本当に、もう、泣きそうです。相良くんがヤバイです。夢主ちゃんもヤバイです。本当に泣きそうです、ありがとうございます((( (2018年12月13日 17時) (レス) id: 38581538ac (このIDを非表示/違反報告)
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