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第35話! ページ40

「鳴滝さん、退院おめでとうございます。」

という事は、この病院から出て、歩けて、外を駆け回ることが出来るのか。

心の中でガッツポーズをすると、近くにいた看護婦さんに笑われた。

何かと思って自分の腕を見ると、勝手にガッツポーズをしていたのだ。

『...こ、心の中にある喜びが、出てしまい、ました。』

赤くなるのが分かり、余計恥ずかしくなる。

最近、本当に心のなかに思った事を、心の中にとどめておくのが苦手になってしまった。

千葉に来てからだろうか。

『1ヵ月近く、お世話になりました。』

そう言って、先生と看護婦さんに頭を下げる。


これから外に出て歩くんだから、診察室から病室までは、歩いて帰る。

だけど途中でスキップしたくなってしまって、慣れないのにスキップをして病室に帰った。

途中、転びそうになったのは猛くんに内緒にしておこう。


病室に帰って、カーテンで仕切ってある所に、猛くんがいるのを知ってるので、声を掛ける。

というか、猛くんは寝てたので、起こす、というのが正しい表現だろうか。

『猛くん!猛くん!』

相良「なんだよ...。今、丁度いいとこだったんだぞ...。」

『退院していいって!もう歩いて、走って、ジャンプしてもいいって!』

喜びを隠しきれず、そう言うと、猛くんも眠い目を開いて喜んでくれた。

相良「よく頑張ったな、おめでとう。」

そう言って頭をわしゃわしゃと撫でてくれる。

少し乱暴だったけど、全然痛くなく、安心できる手だった。

『これで、またパンケーキとかパフェとか食べに行けるね!』

相良「お前、それ目当てだろ。」

猛くんの言葉に『うん。』と言って、2人で笑いあった。

もう、この病室ともおさらばだ。

少し寂しいけど、嬉しいの方が勝っている。


相良「荷物全部持ったか。」

『うん、大丈夫。』

猛くんは「先行ってるぞ。」と言って、病室を後にした。

1人残った私は、病室のベッドに頭を下げる。


『お世話になりました。』

そうして、1ヶ月の入院生活は幕を閉じた。


外に出ると、もう桜が咲きそうになっていた。

『今度お花見しようね。』

と言うと、猛くんは嬉しそうに「おう。」と言ってくれた。

これでまた、楽しみができた。

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もうそろそろ続編行こうかなぁ...。

喧嘩ができないスケバンちゃん 続編アンケート!

お願いします。

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作品ジャンル:恋愛
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください!! (2018年12月9日 10時) (レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ!あれ、書いててすごく楽しかったです!だから番外編では初の続編も出ました(笑)面白いリクエストありがとうございます! (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年11月24日 17時

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