第３０話！ ページ33
リハビリが終わり、車椅子で病室に帰っている所だった。
エレベーターの中で、意外な人と会った。
『...あっ。』
三橋「おぉ。」
相良「あ？」
三橋さんだった。
珍しく、三橋さん1人だった。
三橋「Aちゃん、入院してるとは聞いたけどここだったんだ！」
『はい！三橋さん、どうされたんですか？』
相良「てめぇ、なんでここにいんだよ。」
やっぱり猛くんは三橋さんの事が嫌いらしい。
その言葉通り、あからさまに嫌な顔を三橋さんに向けた。
三橋「親父も怪我して入院してんだよ。」
『三橋さんのお父さん、どうされたんですか？』
三橋「なんかトラックにはねられたらしい。腰グキって。」
さらっと言ってるけど、一大事じゃないか。
いきなり刺された私が言える事じゃないけど。
相良「お前がずるい手で喧嘩とかに勝ってるから親父にバチが当たったんだろ。」
三橋「なんで親父に当たんだよ、俺に当たるのはまだ分かるけど。」
「別に悪い事してねぇけどな！」と続けて言って、三橋さんはそっぽを向いた。
というか、ここのエレベーター乗ってるって事は、部屋は近いのだろうか。
相良「A、帰ったらさっき冷やしといたゼリー食うか。」
『プリンのあとはゼリーもあるの！ちなみに何味？』
相良「ぶどう。」
『最高です、ありがとうございます。』
私がそう言うと、猛くんは笑いながら私の頭を撫でた。
横から三橋さんがすごい顔で見てきたけど、触れないでおこう、面倒だから。
だけど、無視した私が悪かった。
三橋「目の前でイチャイチャ見せつけんじゃねぇー！」
猛くんに向かってドロップキックをくだそうとしたけど、猛くんはすっと避けた。
『え、ちょ、ここ、エレベーターですから』
三橋「てめぇ！なんで避けるんだよ！？」
相良「急に蹴りを入れられそうになったら避ける、当たり前の事だろうが。」
そんな猛くんを指さしながら、三橋さんは笑った。
三橋「えぇー！？あの、あの開久高校の狂犬さんが蹴りを避けるんですかー？ビビってるんですかー？」
恐る恐る猛くんの方を見ると
案の定キレてた。
相良「いい度胸じゃねぇか、来いや。」
そんな猛くんに、また三橋さんは蹴りを入れようとする。
『こ、ここ！エレベーターですからね！？とまっちゃい、ま...』
急にガタン！と音がしたかと思ったら、今まで動いてたエレベーターが止まった。
「エレベーター内で、地震が発生しました。」
...その元凶、この人達です。
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
