第２話！ ページ4
『...猛くんの意思じゃないって事、ですか？』
片桐「そういう事になるな。」
まさか、広瀬さんが戻ってきているとは。
そしてそんな条件を出して、私と猛くんを別れさせようだなんて...。
『...最低です、広瀬さん最低です。なにが柔道界の期待のルーキーですか。最低です。』
片桐「随分と卑怯極まりない奴なんだな、その広瀬っての。会ったことねぇけどよ。」
猛くん...。
『...今、広瀬さんどこにいるんですかね。』
片桐「...なにするつもりだ。」
『決まってるじゃないですか！猛くんに話をしに行くんです！』
私がそう言うと、智司さんは呆れたように私を見た。
片桐「...こういう事になるから、あいつも言いたくなかったんだろうな。」
『...え、なんですか？』
片桐「とりあえず、隣町には行くな。広瀬に会ったら、お前が危険な目に遭う。」
智司さんはそう言って止めるけど、私の感情は完全に収まらなかった。
猛くんと私の中を引き裂こうなんて、絶対にしてはならない事だ。
猛くんと、私の関係を引き裂こうなんて...
『...許せん。』
片桐「おい、おい、ちょっと待て。鳴滝。白目辞めろ、三橋みたいになってるぞ。」
『いや、こればかりは三橋さんみたいになってもいい。広瀬の野郎...許せんのじゃぁ。』
片桐「...スケバンなりたての奴だな。口調が迷子になってる。」
と、私が智司さんの静止を聞かずに飛び出し、隣町の木佐高校に向かう事にした。
だけど、私には重大な欠点があったのだ。
『...どこじゃここ。』
方向音痴だったの、すっかり忘れていた。
だけど私はめげない。
ようやく私は(仮)のつかないスケバンになったんだ、そんなんで負けてたまるか。
とりあえず、高校的なのを探してみよう。
『...こ、ここか。木佐高校。』
木佐高校は、ドラマに出てくるような大きな私立学校だった。
ここで立ってたら、多分広瀬さんは来るだろう。
あの白ラン...。出てきたらぶっ飛ばしてやる。
遅い。遅すぎる。
もう30分も待ってるんだぞ。
あの白ラン野郎、いつまで待ったら来やがるんだ。本当に来たらぶっ飛ばしてやる。
「...Aちゃん？」
そんな我慢の限界が近付いてると、無駄にかっこいい声が頭の上から降ってきた。
『ひ、広瀬っ...。』
大きな体、整った顔立ち、服の上からでも分かる筋肉の凄さ。
広瀬さんだった。
広瀬「どうしたの、Aちゃんからわざわざ。」
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
