第２５話！ ページ28
リハビリが終わった。
久々に歩けて楽しかったけど、猛くんの不機嫌度はもうMAXに達していたらしい。
真島先生が帰った後も、出て行った入口を見て「ちっ」と舌打ちをしていた。
『た、猛くん。帰ろうか。』
私がそう言うと、猛くんは私の手を握って立ち上がらせようとした。
私は猛くんの腕を掴んで、頑張って立ち上がった。
相良「...こんなに強く掴んだのかよ。」
『え？』
なんの事だろうか、と思っていると
猛くんが私を、俗に言うお姫様抱っこというやつでリハビリ室から病室に運んだ。
病室に運ばれたかと思ったら、ベッドの上に降ろされた。
なにかと思って猛くんを見ると、寝る時に閉めるカーテンをさっと閉めた。
そして...。
相良「...なんで楽しそうにやってんだよ、Aには俺がいるだろ。」
そう言って猛くんは、私をベッドに押し倒したような状態になり
その状態のまま、キスをしてきた。
いつもの優しいキスとは違って、荒々しい獣のようなキスだった。
こういう時は、大体ヤキモチを妬いている時だった。
呼吸が苦しくなって、猛くんの胸元をトントンと優しく叩くと、唇を離してくれる。
相良「...不安になるんだぞ、Aが、俺より顔がいい奴と仲良くしてるとよ。」
そう言って猛くんは優しく抱き締めてくれた。
獣のようなキスとは違い、触れたら壊れてしまいそうなくらい優しく抱きしめてくれた。
『...ごめんね、不安にさせちゃって。』
私も抱き締め返すと、猛くんは少し間を置いて、こくんと頷いた。
なんだこの人、可愛い。
相良「リハビリ、今度から俺も手伝うから。あんな奴ばっか見ないで、俺を見ろよ。」
そう言って、また猛くんは私を抱き締める力を少しだけ強くした。
『うん、嬉しいな。ありがとう。』
お礼を言うと、猛くんは、嬉しさが滲み出ている顔でこちらを見てきた。
本当にこの人は、無意識だとしても、そうじゃないとしても可愛くて仕方ない。
そう思っていると、猛くんの唇がまた私の唇と重なり
「鳴滝さん、お熱測りますよ...」
そう言ってさっとカーテンを開ける音が聞こえたので、大急ぎで私達は離れた。
私はもう寝た振りをしてしまった。
猛くんは直立でその場に、思い切り立った。
「...き、キスだ。」
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
