検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:504,482 hit

第12話! ページ14

理子「Aちゃん!」

夕方の4時頃、ドアをばんっと開けて入って来たのは、理子さんだった。

『あ、あれ、どうしたんですか?』

理子「京ちゃんから、Aちゃんが電車で刺されたって聞いて...。」

京子さん、知ってるならお見舞い来て下さい。

この病室、大体猛くんか智司さんかお父さんが来てくれる程度ですからね。

『すいません、わざわざ...。』

理子「良いのよ。はい、これお見舞い。」

そう言って大きめの袋から出したのは、フルーツバスケットだった。

見た事ない私でも分かる、結構豪華なヤツだ。

『え、ちょ、これ、いくらしたんですか。』

理子「10000円。」

『なんでですか、そんなお見舞いの品に10000円もかけちゃったら駄目ですよ。』

理子「大丈夫、お父さんから貰ったお金だから。」

理子さんは驚くほどポジティブなのか、すごくキラキラとした笑顔で言ってくる。

可愛い、と言いたいのはやまやまなのだが、なんだかお父さんにも申し訳ない。

『お、お父さんによろしくお伝えください。』

理子「いいの。Aちゃんは怪我を治すのに専念してね。」

あぁ...本当に理子さん可愛い。

どうやったらこんなに可愛い天使が生まれるのだろうか。

お父さんごめんなさい。


そんな事を思っていると、また病室のドアがガラッと開いた。


相良「あ?てめぇ誰だよ。」


猛くんは、理子さんの事を知らないらしい。

理子さん、三橋さんとも一緒に居るのにな。

しかも、そんな喋り方で喋りかけたら...。

理子「さ、相良!なんであんたみたいなのがAちゃんの病室に来てんのよ!」

相良「なんだよ、病室に来ちゃいけないなんて決まりあんのか?」


理子「Aちゃんになんの恨みがあるか知らないけど、わざわざ病室になんの用よ!」


...ん?

理子さん、私達がお付き合いしているのを知らない...のか?

そういえば、彼氏の話はした事あるけど、その彼氏が猛くんとは言った事がなかった。

相良「おい、なんだこのうるせぇ女。」

理子「女だからって、ナメてもらっちゃ困るわ。」

駄目だ。

理子さんは、完全に決闘の目になっている。

『り、理子さん。ここ病室ですからね。』

相良「A、こいつなんだよ。」

理子「Aちゃんの事を気軽に呼び捨てにしてんじゃないわよ!」

そう言って理子さんは、猛くんの胸辺りに拳を入れようとした...けど。

理子 父「いたっ!」

理子「お、お父さん!」

ナイスタイミング、お父さん。

第13話!→←第11話!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (344 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
828人がお気に入り
設定タグ:今日から俺は!! , 愛され , 相良猛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください!! (2018年12月9日 10時) (レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ!あれ、書いててすごく楽しかったです!だから番外編では初の続編も出ました(笑)面白いリクエストありがとうございます! (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花火2016 | 作成日時:2018年11月24日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。