第5章、はじめの話！ ページ1
私は、スケバンだ。
番長とまではいかないが、まぁ、スケバンだ。
...なんでいつものように後ろに(仮)を付けないかって？
私は今、スケバン(仮)から脱出しようとしている。
理由は聞かないで。多分いずれ分かるから。
...それはさておき、私は今、本物のスケバンになろうと努力している。
今まで皆無だった体力を付ける為に、ランニング、筋トレ、水泳など、様々な運動をしている。
もう喧嘩ができないスケバンなんて言わせない。
これからは...
喧嘩ができるスケバンちゃんじゃい！こらぁ！
だけど、現実は厳しかったようで。
『でもですね！なかなか体力と筋肉付かないんです！地道な努力とか大変すぎるんですよ！』
片桐「...それで？」
『なんで！なぁんで、猛くんは私と別れる理由も教えてくれねぇんですかねぇ！』
現在、猛くんの言う通りに傷付いてしまったので智司さんのお家に居候している。
お父さんも出張だったので、誰も口出ししない。
理由を話したら智司さんも渋々了承してくれたので、遠慮なくいさせてもらってる。
片桐「思い詰めんなよ、酔っ払いみたいになってんぞ。」
『思い詰めるに決まってるじゃないですか！だって、今まで仲良くしてた人にいきなり別れようですよ！？』
片桐「気持ちは分かるけどよ。タバコ吸っていいか。」
『どうぞ。』
私のどうぞよりも前に、智司さんはタバコに火を付けて口にくわえていた。
片桐「大体、喧嘩って積み重ねだからな。元々強くねぇ奴は喧嘩するしかねぇんだよ。」
『嫌ですよ、喧嘩怖いですもん。』
片桐「なんの為に強くなろうとしてるんだ、喧嘩出来るようになる為じゃねぇのか。」
智司さんはタバコの煙を私に向かって吹き出した。
そんな事やられた事なかったので、私は苦しくて思わず咳き込んでしまった。
『智司さん、今度聞いてみてくださいよ。』
片桐「なにをだよ。」
『猛くんが私に愛想尽かした理由ですよ！！』
片桐「なんで相良と鳴滝の恋路の為に、俺が相良にお前を振った理由を聞かなきゃなんねぇんだ。」
そう言って面倒くさそうにする智司さんの肩を掴んで思いっきり揺さぶる。
もうなんか手加減とかできるほど正常ではなかったので、多分驚くほどの力が出ていた。
片桐「わ、わぁった。わぁったから。揺さぶるのやめろ。」
『お願いします、智司さまぁぁ。』
片桐「面倒くせぇから泣きつくな！」
一体...。私はいつになったら、喧嘩の出来るスケバンになれるのだろうか。
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
