第３２話！ ページ36
あの4人が来てからも、暇なのは相変わらず。
ドアを開ける人を睨むように見ると、驚いて出口まで行ってしまう。
しかもドアをめちゃくちゃすごい勢いで閉めるから、風圧がすごいのだ。
理子さん来ないかなー...とか思いながら待っていると、足音がまた聞こえてきた。
今度は確実に1人で、話し声もその人以外の足音も聞こえて来なかった。
...驚かせよう。
花子さんだって驚かす時もあるかもじゃないか。
そう思っていると、目の前のドアがキィーッと開いた。
よし、今回は...
『わっ！』
相良「...お前も懲りねぇな。」
...。
また何事も無かったかのように静かにドアを閉めようとすると、また指輪が付いた手がそれを防いだ。
相良「へぇ、三橋と今井が。」
午後の部開始頃。
ブロック塀の上に座り、アメリカンドッグを食べながら、脅かしてしまった理由を話す。
『なんで猛くん、2週目...。』
相良「ばーか、来たんだから彼女がやってるのは2度目だろうが入るだろ。」
そう言って猛くんは、アメリカンドッグを頬張った。
相良「あ、うめぇこれ。」
『確かに美味しいね。』
暖かいから余計に美味しく感じるのだろうか。すごく美味しい。
『...猛くん、今日は夜までいるつもり？』
相良「なんかあんのか。」
『後夜祭があるの、多分1番盛り上がると思うよ、花火とかも上がるらしいから。』
私がそう言うと、猛くんは目を輝かせた。
相良「花火上がんのかよ。」
『今日晴れてるし、上がるんじゃないかな？』
私がそう言うと、猛くんは子供のような笑みを浮かべた。
なんでこの人は私の前でしかこれを出さないのだろうか。
絶対この表情を別の人に向けたら...
って、まぁ、嫌なんだけど。
相良「いいな、楽しみだな。」
『うん、そうだね。』
あえて、ジンクスの事は言わなかった。
それで引き留めてると思われたくなかったからだ。
そう思いながら猛くんを見ると、なんだか考え事をしていた。
『...猛くん？』
相良「...A、ちょっと忘れ物があるから取ってきていいか。」
忘れ物...？
猛くんは制服で来ていたけど、なんらいつもと変わりない格好だった。
『わかった。』
私がそう言うと、猛くんは「悪ぃな。」と言って走って行った。
...何を忘れたんだろう。
そんな事を考えながらアメリカンドッグを口に入れてると、後ろからポンと肩を叩かれた。
「お姉さん、ちょっといい？」
...最高のタイミングすぎる。
猛くん、早く帰ってきて。
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
