第３３話！ ページ37
「いいねー、お姉さん。マブイね。」
そう言って私を昨日のように体育館裏に連れてきたのは、知らない高校の制服を着た人だった。
その知らない制服の人が数人いる。
『ま、マブイ。』
「可愛いとか綺麗って意味っすよ。」
『え、そうですか？』
やだ、照れるなぁ。
照れちゃ駄目なのに。
「マブイマブイ。お姉さん超絶マブイよ。」
『えぇ〜、マブイですか〜？やだな〜...
いや、それはそうと、ご要件は。』
忘れてた。
なんで私はマブイと言う、ちょっと嬉しい言葉ばかり頭に入ってきてしまうのだろうか。
「お姉さん、いっつも開久の狂犬と一緒にいるじゃん？怯えて一緒にいんのかなーって。」
何を勘違いしているんだ、この人たちは。
『いや、むしろ私の意思で一緒にいて貰ってます。安心しますからね。』
「でも、お姉さん美人だし、あんな恐ろしい人より、もっと合う人がいるよ。」
そう言ってその人はニタニタと笑った。
『で、あの、結局何が言いたいんですか？』
私がそう聞くと、その人は私の手を握ってきて、こう言った。
「お姉さん、俺と付き合わない？」
...は？
『...なにを言っているんですか？』
「だからぁ、お姉さんは俺たちと付き合った方が絶対に幸せになれるって言ってんの。」
そう言って、その人は私のスカートの中に手を入れてきた。
...え、ちょ、は！？
『辞めてください！』
私は抵抗して暴れたけど、同い年の男子には力では勝てない。
すぐにがっしりと足と腕を抑えられてしまった。
『辞めてください！人呼びますよ！？』
「呼べるものなら呼んでみな。あんたが大好きな相良くんが大怪我する事になるけど。」
ひ、卑怯な。
それを言われると、私は身体が固まってしまった。
ただ、抵抗するしかなくなった。
「へへっ、お姉さん、その表情マブイ。」
『や、辞めて...。』
そんな抵抗も虚しく、その人は私のスカートの中にまた手を...
入れたかと思ったら、遠くからなにかが飛んできて、その人に命中した。
随分と大きい物だったが、速度が速すぎて気付かなかったが、その場に転がったのは消火器だった。
「て、てめぇ！誰だ！」
相良「じゃあ人の女と知りながら、スカートの中に手を入れてやがるてめぇらは誰なんだよ。」
猛くんは、いつも以上に目が血走っていて、黒いオーラもすごかった。
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
