第38話! ページ40
京子「...来たな。お芋掘り。」
『その言い方だと、喧嘩とかそういうのになるので辞めてくれませんか?』
お芋掘りの日がやってきた。
正直、私も理子さんと一緒にお芋掘りが出来るのが楽しみになっていた。
理子「Aちゃん!」
お芋掘りの時間になり、理子さんが駆け寄ってきた。
『おはようございます...手、どうしたんですか?』
理子さんの手には包帯がぐるぐるに巻かれていた。
理子「稽古で...。」
そう言って理子さんは苦笑いをした。
『その手でお芋掘りできます?』
理子「出来る限りやるつもり。お父さんも来るはずだから、心配しないで。」
お父さん。
お父さん来るのか。
理子「てか、Aちゃん、京子ちゃん達ラブラブね。」
え?
そう思って見渡して京子さんを探すと、伊藤さんとラブラブしていた。
伊藤さんの頭は包帯でぐるぐる巻きになっていた。
『伊藤さんもなんで怪我してるんですか?』
理子「うーん...喧嘩したんでしょ?また。」
『それで、三橋さんは...。』
理子「学校来てないのよね、多分本屋のお兄ちゃんとでも漫画について語り合ってるんじゃない?」
なんて理由なんだ。
てか、大丈夫なのか...。
そんなこんなで、お芋掘りが始まった。
『理子さん、大きいの採れました?』
理子「うん!特別大きいのじゃなかったけど採れたよ!」
そう言って理子さんは、私に見せびらかしてきた。
その姿は本当に天使だった。
京子「伊藤さん!見てくださいよ!大きいの!」
伊藤「おぉ!京ちゃん大きいの採れたねー!すごいすごい!」
京子「伊藤さんも、早く大きいの採れるといいですね!」
伊藤「そうだねー!京ちゃんも、もっと大きいの採れるといいねー?」
あっちはあっちで楽しそうだった。
本当に伊藤さんの前だとキャラ変わるなー...と逆に感心した。
「あれー?なにしてんのー、そんな幼稚園児みたいな可愛い事してー。」
そう言って、どこのツッパリかもわからない人が何人も来た。
理子「なに?あんた達。」
『理子さん。あんまり関わらない方が...。』
「あれ?めっちゃ可愛い子じゃーん。」
そう言って理子さんの肩を掴んだ。
すると理子さんはいとも簡単にそいつを投げ飛ばしてしまった。
『理子さん!怪我してるんだから、喧嘩できない人連れて逃げてください!』
そして私も逃げようとすると、明美さんに声をかけられた。
明美「お前もスケバンだからな。逃げる訳にはいかないからな。」
...あ。
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みりん - 主人公が喧嘩出来るところ見てみたいです! (2019年4月14日 21時) (レス) id: f06c8b23ec (このIDを非表示/違反報告)
らなのMonO(プロフ) - 32話にきゅん死しました。一人でにやけてたら家族に気持ち悪いと言われました。でも気にしない!相良様がいるから!w (2018年12月31日 22時) (レス) id: dce8680b38 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - モカさん» ありがとうございます!続編もちゃんと出すので、モカさんも応援よろしくお願いします! (2018年11月11日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - もーめっちゃ面白いぃぃ!!これからも頑張って下さいね(^^) (2018年11月11日 0時) (レス) id: 9ae6381993 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 浅葱さん» 初コメありがとうございます!相良さんのライバルが人気ですね...。その線が深まってきたのでお楽しみに^^* (2018年11月10日 20時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年11月4日 16時