95.靴「ボール使えよ」 ページ45
エース(何してんのお前)
(わからん)
デュース(何されてるんだお前)
(わからん)
…
エース「いいえ！失礼しましたっ！」
『少しは悩めや』
ﾊﾞﾝｯｯｯ
エース「いっ…たあぁあああｯｯッ」
デュース「おま、靴って…」
『喧しいわ』
手に取っていたボールでなく履いていたローファーをエースの顔面めがけてぶん投げた
即決で見捨てる気満々だったヤツに普通に腹が立ったので
エース「え、アイツ助けられる気ある？」
デュース「お前また何しやらかしたんだ…」
『何もしてねぇよ』
エース「…んで、お前自分で靴なくしてるけどどうやって歩くのそこから」
『……
あ』
それは考えてなかった
レオナ「……はぁ』
(…えっ、浮い)
『…え、と』
レオナ「大人しくしてろ」
突然視線が高くなる
途端に足も浮いて目の前に自分の足が揃う
(…お姫様抱っこ)
こう言う時人は自分の体重を気にすると言うけど、あまりにも軽々持ち上げられたので吃驚した
すると二人の元まで行って靴の元で降ろしてくれた
その時も靴が足にかかるまで腕で支えてくれる
『…ありがとう、ございます』
そうお礼を言うと、大きい手のひらで髪をガシガシと無造作に撫でられる
レオナ「もう少し女の自覚を持てよ」
そう言うと彼は振り返ることなく森の奥へと歩いて行ってしまった
(…王子様みたいと思ってしまった)
いや、本物の王子様なんだけども
デュース「おい、大丈夫だったのか…？」
エース「なになにー？Aちゃんレオナおじたんにときめいちゃったぁ？」
『…私の代わりにユウくん抱いてくれないかなぁ』
エース「…何で？」
今の光景をユウくんに置き換えたら絶対ユウくんが儚く見えて最高だろうな、と
想像力は豊かに働いた
二人からはおじたんに会ったことを言うとユウがうるさいから、と口止めされたが
グリムの「レオナ臭いんだゾ」で即刻バレ、次の日あの監督生がサバナクロー寮長に大声を上げていたという言う噂がまことしやかに流れた
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kaname(プロフ) - ニヤニヤと一気読みさせて戴きました！次の章もニヤニヤと読ませていただきます…！素敵な小説ありがとうございます！ (2020年10月7日 3時) (
レス) id: 2af994e445 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - エリスさん» そ、ソーシャルディスタンス(´・ω・｀)！ (2020年6月21日 22時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
エリス - 密です！！ (2020年6月21日 8時) (レス) id: 2d69278f88 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - そやさん» とびだせでは新展開書いていきたいと思います^^更新頑張ります！これからも見て頂けたら嬉しいです！ (2020年5月15日 11時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます!!需要と供給ができますように...m(*_ _)m (2020年5月15日 11時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年5月7日 2時
