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154.違和感 ページ4

ジェイドsaid




リドルさんを呼んだのは案の定正解だった


まぁ、彼女が登場することもましてや足蹴にすることも想定外ではありましたが



ジェイド(...?、彼女は何を)


何を考えたのだろう

危険にも関わらず、彼女は男の前に膝をついて
頰を両手で覆い顔を近づけた

男を拘束する手の力を強めたが、彼女が何かを唱えると抵抗をしていた力が突然抜けた
まるで熱がどこかへいってしまったかのように、彼からは怒りも興奮も感じない


男「…君は、」


『貴方、ジェイドさんのことが好きですよね?』


男「…何を、今更そんなこと…

…僕は、なぜ彼が好きだったんだ…?」



『…ですって、ジェイドさん』



ひょこっと彼女は顔を覗かせた


ジェイド「…え?」

リドル「…もう彼を解放しても構わないね?ジェイド」

ジェイド「…はい」


リドルさんの魔法が解けると、彼は自分の手を見たり
あたりを見渡してまるで状況が理解できていないと言うようだった

彼女と見つめあって数秒で彼の中身が一転したように大人しくなり
僕を見てもかまるで記憶が抜け落ちたようにキョトンとした表情を向けできたのだ


リドル「大丈夫かい、ジェイド」


ジェイド「…えぇ」




『ジェイドさん!』




彼女は「どうだ!」と言うような笑顔で僕の名前を呼んだ
さっきまで随分腹を立てていた様子だったのに彼女も表情が一転こちらは何故か嬉しそうだ



ジェイド(…やはり、今のは彼女が)




エース「A!」


『…うース』


校舎から出てきた監督生さんとハーツラビュルの一年生が駆け寄ってきた
すると彼女は彼らの姿を見て、ほっと一瞬安心したような顔見せる



『…気持ちワルイ…』

エース「は!?おま、顔色悪っ」

『…む、り…吐く…』

エース「タンマタンマ!!」

デュース「保健室連れてくぞ!」

エース「持ち上げっからな、揺れても我慢しろよ」

『う゛ー…』




ユウ「ジェイドさん」





僕の名前を呼んだ彼の声は、酷く冷ややかなものだった

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- やば、、ユウくんに惚れた、、。 (2021年4月9日 16時) (レス) id: 48273db12a (このIDを非表示/違反報告)
りん - kiwaさん» ずっと口が発狂し、ぐっとか、あぁぁなど言いまくっていました。良き作品ありがとうございます。おかげで今日一声を上げました (2020年10月18日 19時) (レス) id: eece4909f1 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - のきおさん» コメントありがとうございます!通知OFFにしているためコメ返遅くなってしまい大変申し訳ないです、、、夢主は通知いかれた編入生なのでその感じが伝わっていたら幸いです! (2020年6月21日 22時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
のきお - 話のテンポと言葉選びと夢主ちゃんのイキリト感が大好きすぎて過呼吸です。 (2020年5月29日 15時) (レス) id: 460b9f13c1 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 凪さん» 実は、、、この後どんどん性格出てくると思います。お楽しみに´`* (2020年5月28日 13時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiwa | 作成日時:2020年5月20日 17時

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