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「まだ着かないの？」
エレベーターから降り
手を引いてくれてる廉についてく
廉「もう着くで。いいって言うまで外さんとってな」
ピッと言う電子音とガチャと開く鍵の音
…どっかの部屋？
廉「もう取ってええよ」
アイマスクを外すと慣れなくて
霞んでる視界がだんだん鮮明になって
目の前には大きな一面ガラス張りの窓から
ライトアップされた東京タワーと東京の灯り達が
一面に広がってる。
「えっ…なにこれ…綺麗…」
大袈裟な反応も出来ないまま
噛み締めるように呟いてその広がる景色をじっと見つめる。
廉「この景色綺麗やろ。少しでも早くAに見せたかったんよ」
「綺麗すぎて感動してる。こんな綺麗な夜景見たことない」
夜景を一通り楽しんだ後
そういえばここどこだっけって
辺りを見渡すと何一つ物がない
だだっ広いマンションの一室っぽい部屋。
ここの景色からしても
相当な階数だと思うけど…なんなんだろこの部屋。
電気はついてないけど
東京タワーと街の灯りだけで十分明るい。
「ここどこ？」
廉「俺たちの部屋」
「え？は？…俺たちの部屋…？それは私も住む部屋ってこと？」
廉「あったりまえやん。一緒に住むんやろ」
「えええー！！この部屋に！？住むの？」
もう1度夜景に目をやるけど…
こんな素敵な場所に住むなんて信じられない。
廉「もう契約は済ませとる。電気水道はまだやけどもう俺らの部屋やで」
「ここ絶対家賃高いじゃん…いいの？こんな素敵な所…」
廉「Aが毎日一緒におってくれんのやったら俺今よりももっと仕事頑張れるしバリバリ稼いでくるわ。やからAはなーんも気にせんと毎日この部屋で俺の帰り待っとって」
「えー！もうなんなの…廉いい男すぎ…」
余りの嬉しさに廉に勢いよく抱きつくと
おっとって細い身体をよろけさせながらも受け止めてくれる
廉「俺こんな仕事やからこれから寂しい思いさせる事も多いと思うけど…離れんと側におってほしいこの先ずっと」
「なにそれ…プロポーズみたいじゃん」
廉「まぁ予行練習ってことで」
煌びやかな光がゆっくりと重なる2人の影をそっと照らした。
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こげぱん(プロフ) - reyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！関西弁難しくて自信なかったのですが褒めていただけてすごく嬉しいです(^^)楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2020年8月14日 19時) (
レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
reyu(プロフ) - はじめまして！こげぱんさんが書く廉くん大好きです！更新楽しみにしています！無理せず頑張って下さい、応援しています！ (2020年8月14日 13時) (レス) id: 3afe25acba (このIDを非表示/違反報告)
こげぱん(プロフ) - さーちんさん» ありがとうございます！キュンキュンしてもらえるように頑張ります！ (2020年8月13日 19時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
さーちん - めっちゃ面白いです！ 投稿頑張ってください！！ (2020年8月13日 0時) (レス) id: 4bdbd748a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こげぱん
| 作成日時：2020年8月5日 22時
