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ヒーロー / lay ページ9

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今は夜8時








ビニール袋に大量のお菓子を入れて人のいない道を歩く








『…?』








あれ、なんだろ。後ろから足音が聞こえる









トントン









肩を叩かれ、後ろを振り向くと…息が荒いおじさん









「おにいさんと、一緒にこっちに行こう?」









いやあ、その年でおにいさんはキツイです。









ぐっと腕を握られる









怖い。








すると後ろからふわっと肩を抱かれて声が聞こえる









「僕の彼女に何してるの?おじさん」









わ、かっこいい。じゃなくて。









おじさんは怯んでどこかに行ってしまった。








助けてくれた彼は私が落としてしまったお菓子の袋を拾う。








「大丈夫?」








にこりと彼は微笑んだ

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作者名:ユラ | 作成日時:2019年7月2日 1時

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