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それから3年後、
私と聡は見事に目指していた国公立の音楽大学に合格した。
今通っている大学は東京にあるという事で、私は上京して
アパートのひとつの部屋を借りて暮らしている。
実は聡も私と同じ音楽大学に合格し、毎日通っている。
でも大学に2年通っている間に女友達も沢山できて、
聡と一緒に行動する機会はあまり無かった。
「Aー、今度実技のテストあるじゃん、どこまで練習した？」
そう一緒に廊下を歩きながら聞いてきたのは大学に入ってから出会った
ホルン吹き仲間のゆき。
ゆきも中学生の頃からホルンを吹いてるらしくて、
入学してから不安だらけだった私に1番に話しかけてくれたのがゆきだった。
そこからゆきと毎日一緒に移動したりしてる。
「えー、一応全部通して練習したけど……」
ゆ「えー、すご！私なんかまだ半分ちょいしか譜読みしてない、笑」
「それはやばいって、早く練習しとかないとまた前みたいに怒られるよー笑」
ゆ「ちょっとやめてよ！笑 」
そうやってゆきと話していると私は掲示板にはられているあるチラシが目に入った。
《New吹奏楽サークル設立 入員希望者募集！》
ゆ「なに、どした？急に止まって、」
「ねね、私このサークル入ろうかな。」
ゆ「あぁ、このサークル指導者が超絶美人らしいよ。」
「え、何その情報、笑」
ゆ「この前友達から聞いた。だから入員希望者めっちゃいるらしい、笑
確か名前は中島麗子、、？って人だった気がする。」
「え、」
中島麗子って、麗子さんじゃん！
確かに超絶美人だけど、、
「私、このサークル入る。ゆきも入ろうよ！」
ゆ「え、えぇ？」
「もうそんなこと言わずにー、」
そんなこんなで私はゆきの腕を掴んで麗子さんの所に行く事にした。
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作者名：のの | 作成日時：2021年1月31日 14時
