. * ホルン青年と幼馴染 * . 【Shori・So】~second~

51、【聡】 ページ3

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土曜日の朝、

俺は携帯のアラーム音ではなく電話が掛かってきた音で目が覚めた。

目を細めながら携帯の画面を見るとAと表示されていた。





俺はあくびをしながら通話ボタンを押す。





『あ、もしもし？聡？』

「え、あ……うん。」

『聡、もしかして、寝起き？笑』

「うん、今起きた。」

『ハハッ起きるの遅ー、笑』

「うるさいなぁ笑 で、なんの用？」

『あ、えっとね。今年の夏祭りの1日目私と聡と勝利の3人で回ろうかなって思ってて…』

「っ、……」






3人で、回る？

いつも2人で回ってたのに……




なんて考えながら俺はカーテンを開ける。





『ダメ、、かな？』





Aにそう聞かれ俺は咄嗟に答える。





「いやいやいや！ダメじゃないよ。むしろ嬉しい。」

『そっか、ねぇしょーりー！聡良いってー！』





Aがそう言うと微かに勝利の「マジで？やったぁ！」という声が聞こえた。





そっか、一緒に住んでるのか、と改めて実感した。





『じゃあそういうことでー、』

「あ、うん。」





そう言うと電話はブチッと切れた。





「はぁ、勝利、毎日Aの寝起きの顔、見てんだもんなぁ、」





俺はそう言って天井を見つめる。





「何考えてんだろ、」





それから1階に降りて朝ご飯を食べる事にした。





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