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47、 ページ47

次の日の放課後、私はマリウスくんに言われた通り図書室に行った。




「失礼しまーす……っ、!?」





私はドアを開けた瞬間、時が止まった。





なぜならそこには……







制服姿の聡くんの姿があったからだ。





「そそそそ、聡くん、?聡くんだよね?」





私がそう聞くと聡くんは静かにコクリと頷いた。





「な、なんで聡くんがここに、?」




すると聡くんは1度深呼吸をして口を開いた。





「実はね、あの時Aちゃんと別れてから2年間ずっと風磨様に僕を人間にしてください、って頼んでたの。でも、なかなか許してくれなくて、それでやっと許してくれたんだ。」

「そ、そうだったんだ……」

「でも、1つ条件があってね。」

「なに?、」

「一人の女の子を一生幸せにするって、」





私はその言葉を聞いて一気に体温が上がった。





「だから僕、Aちゃんの事、一生幸せにする。だから僕と付き合って下さい。」






聡くんにそう言われ私は知らぬ間に涙が流れていた。





「はい、よろしくお願いします……」






私がそう言うと聡くんは私の事を抱きしめてきた。






あの時と変わらない。とっても安心感のある聡くんの懐。






「聡くん、ありがとう。これからもずっと、よろしくね。」









〜完〜




.

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のの(プロフ) - あかねこさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けるなんて...とても嬉しいです^^* (2020年12月29日 20時) (レス) id: ab9231ad23 (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - この展開ドキドキしました。聡君が消えちゃう時は悲しくなりましたが来てくれて嬉しかったです! (2020年12月29日 19時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2020年11月28日 15時

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