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マリウスくんが家を出た後、聡くんがいきなりパタっと倒れた。
「そっ、聡くん！？！？」
「Aちゃん、僕がもう倒れてるってことは……もう勝利くんのこと、好きじゃなくなったってことだよね。？」
聡くんが苦しそうな顔をしながらそう聞いてくる。
「で、でも、なんで聡くんが倒れたりするの、？」
「実はね、Aちゃんが好きな人に対しての思いが段々薄れていくと僕の力がどんどん無くなっていくんだ。、」
すると聡くんの腕は半透明になり始めた。
「そ、聡くん！？」
「ごめん、僕もうAちゃんと別れないといけないみたい。」
「待って！行かないで！？」
私がそう引き止めても聡くんの体はどんどん半透明になっていく。
「私、聡くんの事が……好きなの！！」
私は思いきってそう言った。
「叶わない恋なんて、充分わかってる。でもね、私、ほんとに、聡くんの事が好きなの！」
「僕もだよ。」
私が必死に聡くんに想いを伝えていると聡くんがそう言ってきた。
「え？」
「今まで色んな女の子見てきたけど、こんなに優しくしてくれる人なんていなかったんだ。だからいつの間にか僕もAちゃんの事が好きになってたんだ。毎回毎回勝利くんとAちゃんの距離が近くなっていく度に胸が苦しくなって苦しくなって、、、」
私は聡くんの足元を見るともう半透明ではなく消えていた。
「聡くん、待って。行かないで。。」
「ありがとう。楽しかった。」
それから段々聡くんの顔も消えていった。
「聡くん、、、」
誰もいない部屋にひとりぼっち、
私は一晩中泣いて泣いて泣き続けた。
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のの(プロフ) - あかねこさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けるなんて...とても嬉しいです^^* (2020年12月29日 20時) (
レス) id: ab9231ad23 (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - この展開ドキドキしました。聡君が消えちゃう時は悲しくなりましたが来てくれて嬉しかったです！ (2020年12月29日 19時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2020年11月28日 15時
