殺し屋姉弟に愛情を (ページ14)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:7,348 hit

13話 ★ ページ14

検査の終わったイツキはコネシマ、シャオロン、ひとらんらんの3人と談話室でくつろいでいた

「そう言えばコネちゃん、シャオちゃん今日提出の書類あったみたいだけど、終わったの?」

とひとらんが聞けば

「俺は終わったで!」

とシャオロンが元気に答え、コネシマは

「あ、やべ...忘れとったわ」

と、やってしまったと言う様な顔をして答えた

「コネちゃん...トントンには言わないから今すぐにやって来な」

「せやなぁ...そうするか...」

『コネシ...シッマ、大丈夫?何か手伝おうか?』

イツキは嫌そうなコネシマの事を見て、手伝う事は無いかと聞こうとしたが、ゾム達に言われた事を思い出し、もしかしたら敬語は苦手なのかもしれないと思いタメで話してみた

するとコネシマはシッマと呼ばれたり、タメで話してくれた事に気付き笑顔になった

「大丈夫やで!」

「なぁー俺は呼び方変えてくれへんの?」

シャオロンはコネシマとひとらんらんの呼び方が変わっているのに対し、自分だけがこの場でまだシャオロンさんと呼ばれている事に拗ねていた

『んーじゃあ...シャオ! 今度からシャオって呼んでもいい?』

これを聞いた瞬間シャオロンはキラキラとした笑顔で

「おん!ええで!」

と言った

その後、少し言葉を交わした後コネシマは書類仕事、シャオロンは部下の訓練をするために出て行った

「イツキ大丈夫?眠そうだね...w」

『ん...ちょっと寝たい...』

「分かったこのまま寝ててもいいよ。俺が連れて行ってあげるから」

『んーん頑張って歩く...』

「無理しなくていいからね」

そう言うと2人はイツキの部屋に向かってゆっくり歩き始めた

暫くすると部屋に着いた

2人は部屋に入り、イツキは直ぐにベットに行き、ひとらんはすやすやと眠るイツキを見ていた

「そんなに無理しなくても良いんだよ...ゆっくりで良いから...いつか、俺達を本当に信頼してくれる様に俺達も頑張るから」

そう。実はイツキとAは彼らを本当には信頼してくれてはいなかった

それは今までの生活が主に関係しているのだろう

その事を彼らは理解した上でこの姉弟の事を諦めるつもりなど無いのだ

それ程この姉弟は必要とされ、愛されているのだ

だがこれに気が付くのはもっと先になるだろう...

_____
葵です。最後雑になってしまいました...すみません

沢山のお気に入り登録や、hit ありがとうございます

これからもよろしくお願いします