宮舘先輩×BBQ ページ14
宮「俺、そういう気遣いってすごく大事だと思うんだ」
「いや、でも…元々私が水滴で一回足を滑らせたことがきっかけで、それ以降トラウマで。
もちろんみんな転ばないようにとは思ってますけど、同時に自分の為でもあるので…全然。
お恥ずかしいですけど…。」
宮「それも大事。自分自身を守ることの何がいけないの?」
真っ直ぐな目で真剣に言われて、そうか、いいのか…と思えるんだから不思議。
「ありがとう…ございます」
宮「こちらこそありがとう。あれを見た時、自分もちゃんと人の為に出来ることしなきゃなって気付かせてもらったよ」
嬉しかった。先輩にそんな風に言ってもらえて。
私をちゃんと見てくれてる人がいて。
「私、自分の練習でいつもいっぱいいっぱいで…正直宮舘先輩のダンスちゃんと見たことがないので、今日からしっかり学ばせてもらいます」
宮「学んでもらえることがあると良いんだけどね」
そう言ってフッと微笑む。
こんな落ち着いて穏やかで上品な人は、いったいどんな風に踊るんだろうってすごく興味が沸いた。
それに人間性も素敵で、見習いたいなって思った。
宮「ごちそうさまでした。食べたら元気出たよ。ってことは俺やっぱ、お腹空いてたみたいだね」
今度はいたずらっぽく笑う。
「ふふ、良かったです!」
宮「(人1)さんもまだまだたくさん食べなね?じゃなきゃ午後の練習動けないよ?」
「はい!ありがとうございました。ごちそうさまでした!」
優しく忠告してもらい、私は宮舘先輩に一礼をしてその場を後にした。
なんだかとことん優しくしてもらえて、フワフワした気持ち。
宮舘先輩みたいな人ってとても貴重だと思う。
穏やかでエレガントの中に、しっかりとした芯がある感じ。
たくさん見習いたいことがあった。
それに、自分がちゃんと女の子なんだって、そんな自信も与えてくれたんだ。
Fin.
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由希(プロフ) - こちらも読ませて頂きました!やっぱり渡辺先輩いいですね。続きがあったら読みたいです!これからもほかも読みますね! (8月2日 10時) (レス) @page40 id: 4a86c3b00e (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 物語の構成が抜群でした!本当にキャンプに来た気分になれてワクワクしました。全員分の続きが気になりますが、やはり最後の渡辺先輩が印象強いです。苦手だったはずなのになぜか気になり、いつの間に好きに!?ってなったら最高ですよね。読んでみたい!! (2022年2月23日 19時) (レス) id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - あしゅさん コメントありがとうございます。そんな風に言って頂けてとても嬉しいです(涙)誰かしらの続きは必ず書こうと考え中なので、その時また覗きに来て頂けたら嬉しいです!! (2021年10月1日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - はじめまして!どのお話も続きが気になるものばかりでキュンキュンしながら読みました!出来ることなら全員分の続きが読みたいです!! (2021年9月30日 22時) (レス) id: 0768c9f17f (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - sakiさん こちらの作品も読んで頂き、そして貴重なご意見ありがとうございます^ ^是非参考にさせて下さい!続編前向きに検討したいと思います^^ (2021年9月27日 11時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2021年9月8日 2時