宮舘先輩×BBQ ページ11
買い出しから随分時間が経ち、ようやく美佳たちのいる2年女子の元へと帰った。
美「あ、Aお帰り！遅かったね？」
「あ、うん、ちょっと色々…。ごめんね、手伝い遅くなっちゃって」
そこから挽回すべく、私はひたすらに野菜を洗ったり切ったりしていた。
同じ学年の女の子たちともこの準備期間に随分親しくなり、さっそく来てよかったなって思う自分は単純なんだろうか。
宿舎に到着してから1時間程で3年生を中心にBBQが始まった。
1年生は先輩たちに男女問わずたくさんお肉を食べさせられているみたい。
これも毎年の伝統行事らしい。
私たち2年は、主に材料準備やせっせと鉄板で肉や野菜を焼く担当という感じで合間を見ながら個々に勝手に食べていくスタイル。
3年生たちは、適度に食べながら主に談笑を楽しんでいた。
意外とみんなたくさん食べるのでお肉の減りも早く、野菜もどんどん切らないと追いつかない。
しかも焼きそば作りも迫っていたのでなかなか忙しかった。
美佳が「ちょっと食べてくる！Aも行こう！」と誘ってくれたが、そうなるとここの野菜切り担当が1人もいなくなってしまう。
それに私は遅れてきた身でもあるのでここに残ってもう少し作業を続けることにした。
今は黙々と玉ねぎを切っている。
その時横からフワリと香水の良い香りと共に「失礼」と声が聞こえて、私の前にあった調味料に手が伸びてきた。
横を見れば3年生の…
えーっと…
宮「これ借りてもいいかな？」
その人は調味料を手にしながら何とも品の良い感じで私に尋ねてきた。
「あ、どうぞ！使ってませんので」
確かなんかあだ名で呼ばれてたような…
宮「あの…なんか付いてる？」
「あっ！いえ、付いてないです！すみません」
ついつい名前を思い出しながら無意識にじっと見つめてしまっていたようだった。
宮「ここでずっと準備してるの？」
不意に先輩にそう聞かれた。
「あ、いえ！さっき買い出しから帰ってきて手伝うの遅くなってしまったので、せめて野菜くらいは切ろうかと…」
宮「…じゃあ俺も手伝うよ」
「えっ！？先輩は食べてください！」
宮「君、なまえは？」
「（人1）Aです…」
宮「（人1）さんね。こういうのは1人より2人でやった方が早いから」
そう言った瞬間から物凄い手際良く玉ねぎを次々と切っていた。
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由希(プロフ) - こちらも読ませて頂きました!やっぱり渡辺先輩いいですね。続きがあったら読みたいです!これからもほかも読みますね! (8月2日 10時) (
レス) @page40 id: 4a86c3b00e (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 物語の構成が抜群でした！本当にキャンプに来た気分になれてワクワクしました。全員分の続きが気になりますが、やはり最後の渡辺先輩が印象強いです。苦手だったはずなのになぜか気になり、いつの間に好きに！？ってなったら最高ですよね。読んでみたい！！ (2022年2月23日 19時) (レス) id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - あしゅさん コメントありがとうございます。そんな風に言って頂けてとても嬉しいです（涙）誰かしらの続きは必ず書こうと考え中なので、その時また覗きに来て頂けたら嬉しいです！！ (2021年10月1日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - はじめまして！どのお話も続きが気になるものばかりでキュンキュンしながら読みました！出来ることなら全員分の続きが読みたいです！！ (2021年9月30日 22時) (レス) id: 0768c9f17f (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - sakiさん こちらの作品も読んで頂き、そして貴重なご意見ありがとうございます^ ^是非参考にさせて下さい！続編前向きに検討したいと思います＾＾ (2021年9月27日 11時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年9月8日 2時
