夏休み__夜のドライブ編__ ページ18
「あと、眠くなっちゃいそうな時のガムと、翔太くんの好きなグミも買っといたよ」
翔「すげー!笑」
「もし他にも何かあれば私買ってくるよ」
翔「へーき、俺が欲しかったやつ全部揃った笑」
「良かった」
翔「マジでお母さんじゃん!笑 …あ、やべ、ごめん。うそうそ、怒らないで」
そんな事言われてムッとしていた時もあったな…今じゃ何とも思わないのに、不思議。
「もぅ…怒らないよ笑」
翔「ブチ切れるかと思った笑」
「お母さんでもおばあちゃんでも好きに呼んでって感じ」
翔「ふはっ、悟り開いてんじゃん笑」
「あの頃の心の狭い自分が恥ずかしいよ」
翔「Aで心狭かったら世の中の人全員心狭いっつーの」
「そんな事ないよ」
翔「あるよ。みんなせませま」
「あはは、せませま?笑」
翔「そ、せませまくん笑」
その話題で2人でしばらくケラケラ笑う。
運転中は話しかけてもらいたい派だという翔太くんだったので、出来るだけ色々な話をして少しでもリラックス出来るように努めた。
途中からは翔太くんチョイスの音楽をかけたりして、ますます車内は盛り上がる。
「翔太くんとこんな風に夜にドライブできるなんて夢みたいだなぁ」
翔「夢じゃないんだなぁ笑」
「そう言えば車どうしたの?」
翔「あ、これ実家の。昨日から借りてきてて、今日も現場まで初めて自分の運転で行ってみた」
「えぇ!すごいね!都内って道複雑というか…怖そうなのに」
翔「正直ビビったよね笑 けど移動めちゃくちゃ楽だったー」
「早く自分の車欲しいわ」と、目を細めて笑う翔太くん。
それから高速に乗り、一段とテンションの上がった彼が歌いながら運転し始めたので、幸せすぎて勝手に耳に永久保存させてもらうことにした。
翔「もうすぐ着くよ」
都心から離れ、少し山道を抜けると極端に車の数も明かりの数も減っていた。
周囲は暗くて、きっと翔太くんみたいな有名人が運転する環境には丁度良いのだろうけど、
ちょっとだけ怖いなって思ってしまう。
翔「暗いよね。怖い?」
急に口数が減った私を見兼ねて翔太くんが話しかけてくれる。
「ちょっとだけ。でも翔太くんがいるから大丈夫」
翔「この辺も明日明るくなったら全然雰囲気違うはずだから」
「うん」
翔「明日散歩してみる?」
そう言って私の大好きな笑顔で安心させてくれたんだ。
Fin.
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由希(プロフ) - あと、Twitterフォローさせて頂きました。よろしくお願いします (7月30日 0時) (レス) id: 4a86c3b00e (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 読みました!次に進みます。お気に入り登録したのってわかるんですね!めっちゃ好きです!これからも楽しみにしてます😊 (7月30日 0時) (レス) @page44 id: 4a86c3b00e (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます!すごく嬉しいです😭由希さんがお気に入り登録して下さっていたのは知っていたのですが、コメントまで頂けて感謝の気持ちでいっぱいです🥲この先も短編が続くので引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです☺️ (7月29日 23時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - はじめまして、一気にここまで読んで、何回も読み直したりしてます!めっちゃ大好きでなかなか先に進めなくて、本当に大好きだから、何回も何回も読んでます!Twitterもフォローさせて頂きました。これからも楽しみにしてます (7月29日 7時) (レス) @page15 id: 4a86c3b00e (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ゆきさん コメントありがとうございます!こちらの作品へのコメントは久しぶりだったのでついテンションが上がってしまいました!笑 数ある作品の中から見つけて頂き感謝です( ; ; )今別の作品も連載中ですので、気が向いた際に読んで頂けたら嬉しいです♡ (2021年10月18日 22時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2021年8月30日 15時