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#47 ページ47

翔太side





これは強がりとかじゃなくて、めめの男気を汲みたいという確かな自分の思いだった。




めめは隠れて何かするような卑怯な奴じゃないって分かるし、




それに、今日改めてAに会った事でAが俺以外を選ぶ訳がないって自負もあった。






目「じゃあ来週誘うわ」




翔「けどAは絶対渡さないからね」




目「奪っていいんじゃないの?」




翔「奪えるもんなら奪ってみろよ」




目「ははっ、強気だな、笑」






めめが笑った事で、何となくホッとする。






翔「…けどさ」




目「ん?」




翔「誘うなら昼飯な。夜はダメ。酒とか入るのはなしね」




目「うわ、ダサっ!笑」




翔「うっせ!」






確かにこんな保険を賭けるのはダサすぎだけど、夜の酒が入った雰囲気とかは本当やめて欲しい。





Aは飲むと甘える癖があるし。





めめは多分本気で落としにかかってきそうだし。





だけどとりあえずは険悪な感じにならなくて良かった。





俺としても、めめとの友情はこの先も守りたいところだから。




こうして無事に言いたい事を言い合えた夜は終わった。













Aside






翔太と会った事で不思議と気持ちが満たされていた週明け。




いつもより弾んだ気持ちで出社すると、すでに向かいのデスクには目黒くんの姿があった。





「おはよう」



目「おはようございます」



「金曜日は…色々ごめんね」





傘を借りた事や、翔太を含む色々な騒動を含めて総合的に謝罪する。





目「…何がですか?」


だけど目黒くんは何も気にしていない様に、作業をしながらそう答える。




視線はずっとパソコンに向けられたままで、今日はまだ1度も目が合っていない。





「…目黒くん?」




目「はい」




「何か…怒ってる?」






そこでようやくキーボードを打つ彼の手が止まり、しっかりと私を見据える。





目「…Aさん」




「はい」




目「今日一緒にランチ行きましょ」




「へ?」





予想外の流れに思わず間抜けな声が出る。





目「約束したじゃないですか。俺にご馳走させて下さい」




「あぁ…うん。わかった」






怒っていたように見えたのは、どうやら気のせいだったのかな、、





目黒くんに圧倒されるまま、ランチの約束がナチュラルに取り決められてしまった。

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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー!ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません!?こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます!🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます!またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R | 作成日時:2022年8月12日 17時

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