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急に玄関の扉が開いたと思ったら、翔太と知らない女の子が仲良く帰宅したので、一瞬頭がクラッとした。
全く訳が分からなかったけど、少しずつみんなの会話から状況を把握していく。
ほとんどの事は、翔太が仲良くしているという高校の後輩の男の子が丁寧に教えてくれた。
しかし翔太がまさかシェアハウスしていたなんて…
それにそのうちの1人が目黒くんだったなんて。
こんな嘘みたいな偶然が本当にあるんだろうか。
あまりにもアウェーすぎて、一刻も早くここを立ち去りたかったのに、
「ちょっと時間ある？」という翔太の誘いにすぐに返事をしてしまう自分が情けない。
…それだけ会いたかったんだなって気付く。
翔太に手を引かれるまま家に上がり込んだ際、目黒くんと目が合う。
目黒くんは、何とも複雑な表情で私を見ていた。
私もどうしたら良いかわからないまま目黒くんから目を逸らし、そのまま翔太に着いて行った。
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2階に上り、おそらく翔太の部屋であろう場所に2人で入る。
寝袋が1つと、出て行った時のリュックだけが置かれた殺風景な部屋だった。
翔「…仕事帰り？」
先に沈黙を破ったのは翔太。
部屋の中央にあぐらをかいて座る翔太が、私にも「座ったら？」って声を掛ける。
妙に緊張しながら私も翔太の前に座った。
「うん。その後歓迎会もあって…こんな時間」
翔「めめの歓迎会って事？」
「めめ？」
翔「あ、さっきの。目黒。めめって呼んでんの」
「あはは、そうなんだ、笑」
翔「…お前の後輩なの？」
「うん、今月新しく入ってきて今一緒に組んで営業まわってるんだ」
翔「…へぇ」
「まさか2人が知り合いだなんて…ビックリしたよ」
呼び方からして結構すでに親しそうだし、目黒くんがめめって呼ばれてる事も何だか意外性があった。
翔「なんで今日一緒にいたの？」
「え…」
試すような聞き方や探るような目が、きっと翔太は何かを知ってるんだって直感で気付く。
「結構酔っちゃって。愛ちゃんが目黒くんに半ば強引に私を託したの。雨まで降ってきちゃってさ…家近いから傘貸してくれるって言ってここに寄っただけだよ」
翔「…簡単に男ん家寄んなよ」
なぜか早々に険悪な空気が流れてしまう。
違う…
今話したいのはこんな事じゃない。
「翔太…」
私は声を絞り出して、真っ直ぐ彼を見た。
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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー！ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません！？こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます！🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます！またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年8月12日 17時
