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翔太side
今日もあまり良い仕事が見つからないまま、バイトを終えての帰り道。
つーか、昨日から全くAから連絡ないんだけど。
あいつ、結構頑固なとこあるし多分俺からの出方を待ってんだろうな…
まぁ当然か。
勝手に家を飛び出したのは自分なんだから。
ぼーっとしてたらうっかりいつもの家に帰りそうになって、慌てて電車を降りる。
今日から俺はシェアハウスに帰るんじゃん。
…シェアハウス…
自分からまさかこんなワードが出てくる日が来るなんて思わなくて、何だかむず痒い気持ちで帰路に着いた。
康二がくれたカギで家に入ると、何やら良い匂いが立ち込めている。
メ「あ、しょっぴーさんおかえりなさーい!」
翔「しょっぴーさん…笑」
康「しょっぴーおかえりー!」
奥のキッチンからエプロン姿の康二が出迎えてくれる。
翔「なんかめっちゃ良い匂いなんだけど」
康「ビーフシチューやで!今日はここに入居する4人でパーティーしよな」
翔「えっ、そうなの?」
康「そやで!とりあえずしょっぴーも手洗ってきて手伝って!」
翔「あ、うん…」
康二に言われるがまま俺は洗面台へ。
そしてメイちゃんと一緒に康二が作った料理を並べていく。
そういや、部屋の中もピカピカだし、風呂も沸いてたし…
すげぇな…
翔「今週の家事当番て康二?」
康「そやで!言い出しっぺからスタートせなあかんやろ?」
翔「俺はいつ?」
康「じゃあ来週しょっぴー、再来週メイちゃん、その次の週がめめやな!」
翔「めめ?」
康「今から来る俺のマブダチやで」
康二が言い終えたと同時にインターホンが鳴る。
メイちゃんが「はーい」と玄関へ行き、すぐさま猛ダッシュで戻ってきた。
メ「ねぇっ!とんっっでもないイケメンが来た!」
康「ちょいちょい!メイちゃん…好きになったらアカンよ?」
隣で康二が本当に焦ってるのがちょっと面白い。
目「康二久しぶり」
康「めめ〜!待ってたで!」
目「あ、初めまして。目黒蓮です」
康二と挨拶を交わした後で、俺とメイちゃんに向かって丁寧に頭を下げる。
スーツケース1つを持って、ぬるっと部屋に入ってきたそのとんでもないイケメンとやらは、
本当にただのイケメンだった。
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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー!ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません!?こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます!🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます!またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2022年8月12日 17時