検索窓
今日:121 hit、昨日:315 hit、合計:307,696 hit

#10 ページ10

渡「じゃあこれ借りるね」





「うん」





渡「あ、あと今日部活出るから帰りは別で」





「あ、はーい」






ちょっと寂しいけど、部活なら仕方ない。




それに昨日一緒に帰ったばっかりだしね。





久美の前では照れ臭いのか、渡辺くんはいつもより淡々と私に予定を告げた気がした。





2人で話す時はもっと甘い感じがするんだけどな…





まぁ…


気のせいか。







そして渡辺くんは私から教科書を受け取り「じゃね」と、隣の教室へと去って行った。







チラッと久美を見れば何だか複雑な表情。





「久美…?」





久「ん?」





「…まだ怒ってる?」





久「ううん、怒ってないよ」





そう言って優しく微笑み、私の腕に腕をぎゅっと絡ませる。






久「…怒ってはないけど、私、渡辺に嫉妬してるのかな?」






「え?」





久「何かさ、…Aを取られた気分」





軽く眉間にシワを寄せながら、久美はそう嘆く。





「そんな…久美はずっと大切な親友だし、ずっと大好きだよ?」





久「ふふふ…うん。ありがと、そうだよね。笑」






そんな風に思わせちゃうくらい、気付かないうちに自分の態度に変化があったのかなって…少し反省した。






久「まぁ、私だってさ?渡辺が良い奴っていうのはこの短期間でちゃんと分かってるつもりだよ?」






「うん」






久「だけど渡辺ってやっぱモテそうじゃん?」






「モテそうじゃなくてモテまくりだよ」






久「モテまくりねぇ…」






久美は腕組みをして「なんかムカつくなぁ」と笑ってる。






相変わらず久美の渡辺くんに対する警戒心や敵対心は少しばかり継続してるみたい。






久「モテまくりだか何だか知らないけど、Aの事本当大切にしてもらわなきゃ困るよ」






「ふふ、久美は本当に私が大好きだね、笑」






久「あー!自分で言ってるなー?笑」






そう笑う久美が、もうすっかりいつもの久美で安心した。







久「まぁ渡辺への嫉妬は半分冗談として」






「半分?」






久「うん、半分は本気。私とも変わらず遊んでよね」






言った後で少し照れたように久美が口を尖らせる。







そんな久美が可愛くて可愛くて。






「当たり前!」






私は絡ませてる腕を一層強く引き寄せた。

#11→←#9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (565 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2898人がお気に入り
設定タグ:渡辺翔太 , SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

R(プロフ) - のまんぼーさん» とっても嬉しいです🥺💕読んでくださってありがとうございました!✨ (9月30日 2時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
のまんぼー(プロフ) - 初めまして。すごく素敵な作品でした!お互いが好きで切ない感じがめちゃくちゃ好きでした! (9月25日 23時) (レス) id: b15a367a8c (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん» いつも本当にありがとうございます😭みかさんのコメントめちゃくちゃ励みになってます🥺✨ (7月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - お疲れ様でした✨いつも読み応えあります (7月3日 20時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みんみんさん» こんなデートがしてみたかったなんて、本当に嬉しいお言葉です🥺ありがとうございます🥺💕最後まで読んで下さりありがとうございました☺️✨ (7月3日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:R | 作成日時:2022年6月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。