#23 ページ23
寝る前に思い浮かべるのは今日の事。
まさか2人が友だちだったなんて。
おまけにさっくんも。
もしかしたら気にしていなかっただけで、今までもあの2人が一緒にいる時に学校内ですれ違っていたかもしれない…そう考えると不思議な気持ちだった。
ベッドでゴロゴロしながらそんな事を考え、今日はもう寝ようかなって思っていたら、着信音が鳴った。
私は何の疑いもなく、
「久美？」と弾む気持ちでベッドから起き上がる。
久美との長電話は私たちの間ではよくある事。
何かあったのかなぁ、と画面に目を向けると、
「えっ！？」
なんとそこには、渡辺くんの名前が。
「えっ？えっ！なんで？どうしよう！」
ちょこちょこメッセージのやり取りはあっても、電話が来たのは今日が初めて。
おまけに男の子からの着信も生まれて初めて。
私は異様に慌てふためき、見えもしないのに謎に手櫛で髪を整えたりしている。
そしてベッドの上で正座をし、深呼吸してから応答ボタンをスライドした。
『…もしもし』
渡『あ、おつかれー。今って大丈夫？』
…渡辺くんはなんてナチュラルなんだ…
まるで初めての人にかける電話じゃないみたいな喋り出しに、さすが恋愛経験豊富な人は違うなと感心してしまう。
『あ、うん。大丈夫。…どうしたの？』
ドキドキしてるけど、私もナチュラルを装う。
渡『いや、今日さぁ、あの後ふっかに（人1）さんの事色々聞かれたから教えてあげようと思って』
『え、色々って？』
渡『んー…何組で、どんな子で、俺とどーゆー関係なのかとか』
『…ちなみに何て答えたの？』
渡『それは言えねぇな』
『えっ！？なんで？！』
渡『ふはっ！嘘だよ！驚きすぎだろ、笑』
ふははは！って受話器越しにまだ笑ってる。
電話での笑い声だけでもこんなに胸が締め付けられるなんて…
どんどん自分の中で渡辺くんの存在が大きくなっていると実感する。
渡『1組で、意外と面白い子で、道聞かれ顔の共通点で仲良くなったって言っといた』
…面白い子、
うーん、、、それは喜んで良いのかな？
『私、面白いの？』
渡『え、面白いじゃん！自覚ないの？』
『ない』
渡『ふはは！笑』
渡辺くんはまた楽しそうに笑ってるだけで、結局それ以上は何も教えてくれなかった。
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R(プロフ) - なおさん» 何度も読んで頂き嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます！ (8月17日 22時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして！このしょっぴーと主人公ちゃんが大好きですー💕実は何度も読み返していて😊今日もきゅんきゅんさせて頂きました♥️ありがとうございます！続きもまた読みます💙 (8月17日 16時) (レス) @page50 id: 61924ce533 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん» 嬉しすぎます！ありがとうございます🥺✨ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 素敵すぎです！あー、しょっぴーに惚れてしまった♡ (2023年4月5日 13時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ピカンチ★さん» この作品を見つけて下さりありがとうございます🥺💙ハニレモ良いですね☺️🍋お時間がある際に良かったら番外編も覗いて下さると嬉しいです🥺💙 (2022年6月25日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年5月22日 14時
