#21 ページ21
それから1週間後、さっくんと日直だった私は放課後に日誌を出すべく2人で職員室に向かっていた。
その時、驚く光景を目の当たりにした。
偶然、渡り廊下でジャージ姿の渡辺くんに遭遇したのだ。
…と、ここまではラッキーな出来事。
ちょうどこの日は渡辺くんが教室に来なかった日だったので、まさかこんな場所で会えるなんて、と心を弾ませた。
しかし見過ごせない事態が発生。
なんと渡辺くんの隣に、同じくジャージ姿の‘’ふっか先輩‘’が立っているのだ。
渡「お、（人1）さんと佐久間じゃん」
ちょうどその時、ふっか先輩が私を見て目を丸くして驚いている。
『え、あれ？？この前ぶつかった子だよね？」
「あっ…はい！あの時はすみませんでした」
『いや俺こそごめんね？その後大丈夫だった？』
「はい。全然平気です！」
なぜふっか先輩と渡辺くんが一緒にいるのかパニックだし、渡辺くんは何で私たちが知り合いなの？みたいな顔で見てくるし…
佐「つーかなんでAはふっかに敬語なの？笑」
！！？
え、さっくんどうした？
何？…あなたも知り合いなの？
てかなんで馴れ馴れしくタメ語なの？
ますます頭の中はパニックだ。
渡「…っぶはっ！」
その時、渡辺くんが豪快に笑い出す。
渡「もしかして（人1）さん、ふっかの事先輩だと思ってる？笑」
「えっ！…違うんですか？」
『あ、え？俺？俺は二年だよ！12組の深澤辰哉！』
そう言って自分を指差して自己紹介をしてくれる。
渡「お前老けてるってさ！笑」
深「なぁんでだよ！違ぇよ、大人っぽく見えたんだよね？」
私に同意を求める彼に曖昧に頷く。
だけど今の私は頭の中を整理する事でいっぱい。
「12組…」
私は1組で渡辺くんは2組。
文系が6組までなので、彼は理系でしかも1番端のクラス。
1年以上経った今でも、人数が多いこの学校でまだ知らない生徒なんて山程いる。
佐「2人知り合いだったんだねー！」
「そう言うさっくんこそ…」
佐「俺？俺は前に翔太にカツアゲから助けてもらった話したっしょ？そん時こいつも一緒に助けてくれたんだよ。なっ？」
そう言ってさっくんは深澤くんの肩に手をまわす。
深「一年前のお前はもっとオタクでオドオドしてたのにな」
佐「にゃはー！今もオタクだけど！笑」
2人が楽しそうに話す間、渡辺くんに「ちょっと」と腕を引かれた。
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R(プロフ) - なおさん» 何度も読んで頂き嬉しいです🥺こちらこそありがとうございます！ (8月17日 22時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして！このしょっぴーと主人公ちゃんが大好きですー💕実は何度も読み返していて😊今日もきゅんきゅんさせて頂きました♥️ありがとうございます！続きもまた読みます💙 (8月17日 16時) (レス) @page50 id: 61924ce533 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん» 嬉しすぎます！ありがとうございます🥺✨ (2023年4月5日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 素敵すぎです！あー、しょっぴーに惚れてしまった♡ (2023年4月5日 13時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - ピカンチ★さん» この作品を見つけて下さりありがとうございます🥺💙ハニレモ良いですね☺️🍋お時間がある際に良かったら番外編も覗いて下さると嬉しいです🥺💙 (2022年6月25日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年5月22日 14時
