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翔「…してねぇよ。今初めてかかってきた」
「…本当に？」
翔「…何で疑うの？」
「…翔太こそ、私に何か話してないこととかあるんじゃないの？」
半分は無いことを願っての問いかけだった。
翔「…」
「さっきだって、お店で2人で話してる感じが…なんか親し気に見えたけど」
さっきは見なかったことにしようとしたけど、
私にだって気になることを聞く権利はある。
すると翔太は覚悟を決めたように、
翔「……俺、…あの人に告られたんだ」
そう答えた。
…やっぱり。
苦しかったけど、驚きはしなかった。
「…いつ？」
翔「2ヶ月くらい前かな…」
「…どうして話してくれなかったの？」
翔「…何もないし、変に誤解されたくなかったから」
「…」
翔「言うか迷ったけど、気にすると思って…」
「…一緒だよ」
翔「え…？」
「翔太のその気持ち、私が言い出せなかった気持ちと一緒」
翔「…確かに…、さっきAに「好きだから言えなかった」って言われた時、全く同じって思った」
「…だったら」
翔「え…？」
「…どうしてそんな怒るの？…翔太だって同じことしてるんだよ…？」
翔「…っ…それはごめんて」
涙はずっと止まらなくて。
…こんなの嫌だ。
お互いの粗探しみたいなマネはもうしたくない。
「…うん。…だけど、話してくれてありがとう。…お茶、入れるね」
このままじゃダメだと思い、一度気持ちをリセットする為にキッチンへ立つ。
翔「…ちょっと顔洗ってくる」
翔太も翔太で冷静になろうとしてるのか、腰を上げて洗面台へと向かった。
・
・
・
顔を洗って戻ってきた翔太の表情は、さっきよりも少しだけ穏やかになっていたのでホッとする。
これから少し冷静に、もう一度ゆっくり2人で話そう。
そう思い、お茶を運ぼうとトレイに手をかけたところで、
翔「なに…これ？」
翔太が愕然とした顔で私を見る。
「え…？」
その手には名刺が握られていて。
蓮が倒れたあの日、慌てて照に電話番号を教えた時のままになっていた名刺が、リビングの棚の上に置き去りになっていた。
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R(プロフ) - 莉奈さん コメントありがとうございます。2人の幸せを気長に待って頂けると嬉しいです🥺✨ (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - あーさんさん いつもありがとうございます☺️マシュマロもしっかりと受け取りました😭💕またしっかりお返事させて頂きますね✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - るなさん いつも率直なご意見ありがとうございます🙇♀️✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - shotamon93さん 貴重なご意見ありがとうございます。せっかく読んで下さっているのに飽きさせてしまってすみません😢 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん えぇ😭💦泣かせてしまってごめんなさい😭💦 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年2月9日 14時
