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Hikaru side
俺…さっき何言おうとした…？
生徒に次の指示のことで呼ばれて、グラウンドで監修してる今も頭の中はAの事でいっぱいだ。
‘’そんな事なら俺が……
……あいつからお前の事奪うよ？‘’
きっと、そう言おうとして思いとどまった。
はぁ…
もう、何考えてんの俺。
幼馴染に徹するって決めたのに、
2人が上手くいってないとこに漬け込もうとするなんて最低じゃん…
それに、Aのあの様子だと相当ヤバいんだと思う。
今は自分の欲なんて捨てて、Aを守るのが優先だ。
それから練習も無事終わり、両校挨拶をして解散する流れとなった。
その間、Aの顔色がさっきよりも一段と悪い事に気付く。
照「A」
周囲を確認した後で呼びかける。
「…ん？」
照「顔色悪すぎ。さっきよりしんどい？」
「なんかパソコンの画面ずっと見てたら…今度は目にきちゃって余計頭が痛くて…」
顔を歪めてこめかみの辺りを押している。
照「今日送るから、ちょっとだけ待てる？」
「え、いいよ…大丈夫」
照「俺が大丈夫じゃないの」
「…」
照「…もしかして、渡辺に変な誤解でもされたらどうしようとか思ってる？」
俯いた目が泳いだ事で、図星だと悟る。
照「どうせ帰り道に渡辺に会うことなんてないから気にすんな。誤解されたとしても、途中でAがぶっ倒れた方があいつだって困るだろ」
「…どうかな」
…どうかなって…
そんな悲しい顔して、そんな悲しい事言うなよ…
今のあいつはお前の体調も心配してくれない程、遠い存在になっちゃったのかよ…
また胸がギュッと締め付けられた。
・
・
・
急いで帰り支度を済ましてバイクを取りに行き、Aにヘルメットを装着させる。
いつでもAを送れるようにと、日々ヘルメットを忍ばせている事は絶対に言えないけど。
照「しんどかったら目瞑ってな」
「うん…」
照「あ、けど絶対寝るなよ？マジで危ないから」
「寝ないよぅ…」
…本当かよ。
そう答える声がもうすでに弱々しくて、眠そうで。
キツめにベルトを閉めて、Aの手を取りしっかりと自分の腰に巻き付ける。
照「絶対離すなよ？」
「うん…」
そう言ってキュウっと俺にしがみつくAに、ドキドキと脈打ち、頭がおかしくなりそうになった。
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R(プロフ) - 莉奈さん コメントありがとうございます。2人の幸せを気長に待って頂けると嬉しいです🥺✨ (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - あーさんさん いつもありがとうございます☺️マシュマロもしっかりと受け取りました😭💕またしっかりお返事させて頂きますね✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - るなさん いつも率直なご意見ありがとうございます🙇♀️✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - shotamon93さん 貴重なご意見ありがとうございます。せっかく読んで下さっているのに飽きさせてしまってすみません😢 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん えぇ😭💦泣かせてしまってごめんなさい😭💦 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年2月9日 14時
