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Shota side
23時にバイトが終わり、着替えて帰ろうとした所を店長につかまる。
店「ちょっとしょっぴー！冷蔵庫にまだケーキ入ってるから！持ってって！」
翔「えぇ…？」
ありがたいけど、持って帰って食うかと言われたら…無駄にしてしまうかもしれない。
ましてや1人だし…
そこに同じくバイトを終えたふっかがやって来た。
深「お、ケーキ？いいじゃん、食おうよ！」
翔「え、マジ？食ってくれんの？」
深「うん！ちょうどなんか腹へってたし、笑」
という訳でいつもなら速攻で帰るところを、この日はバイトが終わってもしばらく帰らずに休憩室で男2人、寂しくケーキをつついていた。
深「…で、未だAちゃんとの進展はなし？」
ふっかは気を遣ってAの話題はあまり出さないようにしてくれていたけど、この日は聞かずにはいられなかったのだろう。
翔「…うん。誕生日だからといって、何かあるわけでもないしな…」
深「連絡ねーの？」
翔「…多分」
そう言って、Aと連絡を取らなくなり最近はなんの意味も無くしつつあるスマホを気だるくリュックから取り出した。
翔「えっっっ！！？？」
深「えっ？なに？！…びっくりしたなぁ」
思わず出たデカい声に、ふっかが分かりやすく耳を塞ぐ。
翔「Aから…Aから着信が…」
驚くことに20時半頃に一件、彼女からの着信履歴が残っていた。
深「マジ？！かけろかけろ！早く！今かけろ！」
ふっかもだいぶ興奮した様子で俺を急かす。
慌ててリダイヤルボタンをタップする。
翔「…出ないわ…」
着信から3時間も経っている。
23時半なら…寝ててもおかしくないか。
もしかしたら、誕生日だから連絡くれた…とか？
だけど一件の着信以外にはメッセージも留守電も残っていない。
深「…何だったんだろーね、Aちゃん」
今度は慌てて『起きてる？』ってメッセージを入れてみる。
その時は自分のタイミングとか、全く頭になくて。
ただ嬉しさと驚きで、
少し興奮状態になりながら夢中で彼女からの応答を待った。
結局、喋りながら2人でホールケーキを食い終わったのは24時前。
軽い胃もたれを覚えながらふっかと別れて家に帰った。
翔「電話、何だったんだよ…」
結局この日、送ったメッセージに既読はついたものの、折り返しは無かった。
そして翌日以降も応答はなし。
Aからの連絡は、まるで幻のようだった。
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R(プロフ) - 莉奈さん コメントありがとうございます。2人の幸せを気長に待って頂けると嬉しいです🥺✨ (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - あーさんさん いつもありがとうございます☺️マシュマロもしっかりと受け取りました😭💕またしっかりお返事させて頂きますね✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - るなさん いつも率直なご意見ありがとうございます🙇♀️✨ (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - shotamon93さん 貴重なご意見ありがとうございます。せっかく読んで下さっているのに飽きさせてしまってすみません😢 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん えぇ😭💦泣かせてしまってごめんなさい😭💦 (2022年3月8日 0時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年2月9日 14時
