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「いただきます」
翔太くんが出してくれたお茶を、2人並んで座りながらまったりと飲んでいる。
「今日、ゆっくりできた?」
翔「うん。日中はクリニック行って、あとはずっと家で動画見てた」
「ふふ、そっか」
翔「Aはどうだった?友だちと」
「うん、すごく楽しかったよ」
翔「そか、良かったね」
そう言って優しく微笑む。
あぁ…
好きだなぁ、やっぱり。
「さっきは急に電話しちゃってごめんね?」
翔「全然。つーかまぁ…普通にちょっと期待してた、笑」
「え?電話?」
翔「あ、電話っつーか、…今日会えるかなって」
そうだったんだ…
同じ気持ちでいてくれた事が、素直に嬉しかった。
「私もね、すごく会いたかったの、翔太くんに」
翔「ふふ、そうなの?笑」
「うん。…友だちと話してるとね、やっぱりどうしても旦那さんとか彼氏の話題になるのね」
翔「うんうん」
「あ、私はもちろんいないって言ってるよ?…だけどさ、みんな彼や旦那さんの好きな所を話したり、この前◯◯行ったとかって…嬉しそうに話すんだ」
翔「…うん」
今頃になってお酒が回ってきたのかな…
少しの眠気に加えて、今は何だか翔太くんへの気持ちを語りたい気分。
「私だって…翔太くんの好きなところ、いっぱい話してみたい」
翔「んふふふ、笑」
「楽しかった話とか、こんな仕草が好きとか…いっぱいいっぱいあるのにさ…言えない事がちょっとだけもどかしくなっちゃって」
そんな事は翔太くんと付き合う時点で覚悟していた事。
だけど…
「自慢したいとかじゃなくて…単純に翔太くんの好きな所や良いところを言えずに、無いものにしなくちゃいけない事がなんか…悔しいというか…」
こんなに私の大好きな人にはたくさんの魅力があるのに。
「素敵だね」「いいね」って…
人のことばかり褒めて、翔太くんの存在が無いように振る舞わなくてはいけない事が時々辛くなる。
「ごめんね、こんな事話しても困らせちゃうだけなんだけど…」
翔「…ちなみにAは、俺のどこが好きなの?」
「え…?」
翔「代わりに俺が聞いてあげようかなって、笑」
そう言って笑いながら、翔太くんはそっと私の肩を抱き寄せた。
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R(プロフ) - みおさん» こちらこそ何度も申し訳ありません😭そしてお手数おかけしてすみませんでした💦許可致しましたのでたくさん読んで頂けたら嬉しいです☺️ (2023年4月27日 7時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - メッセージ、何回も申し訳ありません😭Twitterを鍵付きにしましたので宜しければ許可して頂けると嬉しいです😄柚胡という名前です😭宜しくお願いします😭 (2023年4月26日 22時) (レス) id: 09dfc95e88 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - なるほど…。じゃあ、あたしは無理ですね…😭 (2023年4月26日 22時) (レス) id: 09dfc95e88 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みおさん» ごめんなさい、許可できてませんでしたか💦プロフィールにも書いているのですが、リクエストは鍵つきか閲覧専用のアカウントの方に限らせて頂いているのでもしかしたら見落としてしまっているかもしれないです😭💦申し訳ありません💦 (2023年4月26日 21時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ご返信ありがとうございます☺️Twitterも読ませて頂きたいので許可して頂けると助かります😭宜しくお願い致します😭 (2023年4月26日 2時) (レス) id: 3809767acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2022年1月19日 23時