＊ ページ45
「向井先生〜？」
翔太が持って来てくれた水を飲ませるべく、半ば強引に彼の肩をたたいたり揺すったりしながら何とか目覚めさせる。
向「もぉ〜！（人1）ちゃん何？！邪魔せんとって！」
眠気と酔いで向井先生は目を瞑ったまま反抗してくる。
困ったなぁ…
「一口で良いから水飲める？」
向「いやや！」
やがて子どもみたいに駄々をこね始める。
「えー…冷たくて美味しいよ？スッキリすると思うし」
向「んー…」
そんなやり取りを見兼ねた翔太が、心配して再び見に来てくれた。
翔「まだ起きねぇの？」
向「もぉ〜、（人1）ちゃんが飲ませて！」
翔「は？ふざけんな。ちょっと、早く起きて！」
翔太が雑に向井先生を起こす。
向「…なんや、しょっぴーか」
翔「しょっぴー言うな。はい、水」
そう言って強引に口元へ持って行ったことで、向井先生はようやく水を飲んでくれた。
向「ぷはーっ！うま」
「良かった…」
翔「マジで世話がやけるな」
翔太は辛口なコメントで向井先生を睨む。
向「そんな怒らんとってよ」
向井先生はまた泣いちゃいそう。
本当に感情表現が豊かな人だ。
「結構酔っちゃった？大丈夫？」
向「ん、大丈夫。ごめんなぁ…感傷的になったら酔いも早よまわってしもた」
「んー…そっかそっか…」
失恋した向井先生を思うと、これ以上の言葉掛けが見つからなくて。
向「でも（人1）ちゃんに今日聞いてもらえてほんまにちょっとスッキリしたわ、ありがとう」
「ううん、私は何も…」
その時翔太と目が合う。
何があったの？と表情で語りかけているようだった。
向「しょっぴーは幸せやね」
翔「え？」
向「こんな優しい彼女、なかなかおらんで」
翔太はチラッと私を見るけど、何だか不服そう。
向「真面目やし、頑張り屋さんやし、自慢の同期や」
今度は何やら語るモードに入ってしまった向井先生。
聞いていて私が1番恥ずかしい…
翔「そうっすね。自慢の彼女です」
私を見ずに翔太が向井先生に答える。
ビックリして嬉しくて、…ドキドキした。
向「あんな大変なことあったのに、愚痴も言わんと頑張って」
翔「…大変なことって？」
向「あったやん！嫌がらせの数々やら、写真の脅しやら…ほんま1年目の女の子にすることちゃうって」
「ちょ…っ、向井先生！」
彼を止めようとした時にはもう遅くて…
翔太が険しい顔で私を見つめた。
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るな(プロフ) - わざわざお返事ありがとうございます💦楽しみに待っておりますので更新頑張られてください☺️ (2022年2月11日 19時) (
レス) id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - るなさん コメントありがとうございます。悲しませてしまってごめんなさい…😢💦最後には試練を乗り越える2人になれていますので、完結した時また読んで頂けたら嬉しいです😭✨ (2022年2月11日 19時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - もう心ズタズタでこれ以上波乱起こるとか何するんT^Tって感じです。めっちゃ楽しみやけど耐えられないんで良い感じになったらお知らせしてください。。。 (2022年2月9日 15時) (レス) id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みさん お話に入り込んで頂けて嬉しすぎます😭✨励みになりました！頑張ります！！ (2022年2月9日 11時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - shotamon93さん えぐえぐに嬉しいです、ありがとうございます😭💕これからも楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2022年2月9日 11時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年1月8日 23時
