偽りのクリスマス ページ7
今年も残すところあと僅かとなり、大学に通うのもこの先は週に2回程度で良くなった。
卒論をまとめる作業と、残りの授業を受ける為に今日は大学に行く日。
電車に揺られていると、照からメッセージが入る。
照『今日大学いる？』
『今向かってるとこ』
照『時間あったら昼飯食べない？』
『いいよ！』
照とは試験が終わってからそれぞれ忙しくしていて、実は今日までに大学内で1回しか会えていなかった。
照『俺、合格した！Aは？』
合格発表の日、翔太との電話を切ったあと照から連絡が来ていた。
彼も無事に合格し、晴れて私たちは4月から教師となる。
久しぶりに照の方からランチのお誘いがあり、丁度私もこれからのことで相談したいこともあったので、嬉しい気持ちで大学に向かった。
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学食を利用する生徒もこの時期では1.2年生の利用者がほとんどらしく、私たち4年生の姿は随分少なくなってきた。
と言っても中学生や高校生の時のように、誰が何年生とハッキリ分かる訳ではないけれど。
私が通う大学は、私のいる教育学部と照のいる体育学部と4月から翔太が通う文学部の３つの学部があるキャンパス。
もう1年学年が下だったら翔太とキャンパスライフを一緒に過ごせたかもしれないな…なんて妄想しては少し落ち込んで学食の列に並んでいた。
ボーっとしていたら隣の女性に、「会計呼ばれてますよ」と声を掛けられた。
感じの良さそうなその彼女に「すみません」と頭を下げて、急いでレジで注文をする。
いつものように照と向かい合わせに座り、日替わりランチを2人で口に運びながら話題は希望の配属学校の話になった。
照『もう決めた？』
『んー、だいたいは…』
私たちの第一希望はもちろん実習をした母校。
だけど山田先生や校長先生から事前に、来年度の採用は今のところ募集をしていないので厳しいと宣告されていた。
なので、第二希望以降は家から1時間以内の共学か女子校を希望して書いた。
男子校は自分にはハードルが高いし、以前翔太に、
翔「まさか男子校で働く可能性もあんの？ちょ…無理無理、俺そんなの考えたくない」
と言われていたので、選択肢には入れずにいた。
照はバイク通勤にするので距離は関係なく体育に力を入れている学校を選んだらしい。
さすがのストイックさに感心してしまう。
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R(プロフ) - ninaさん コメントありがとうございます！こちらの作品のコメントは久しぶりだったので嬉しかったです🥺✨一気読みなんて嬉しい限りです…😭今連載中のお話もどうか楽しんで頂けますように…🥺 (2022年2月3日 21時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
nina(プロフ) - 最初から一気に読みました😭最高です！！🖤💛💙に愛される人生を歩みたいです（笑）次のお話も楽しく読ませていただきたいと思います！ありがとうございました✨✨✨ (2022年2月3日 15時) (レス) @page50 id: 3feab5f3eb (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん ありがとうございます😭✨今回も無事完走できました🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん コメントありがとうございます😭✨わぁ〜嬉しいです😭💕また大大大好きと言ってもらえる作品を書けるように頑張ります☺️ (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みさん コメントありがとうございます😭✨そんな事言って頂けて声を出して喜んでしまいました…😭続編構想中なので出来たらまた読みに来て下さると嬉しいです🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年11月21日 15時
