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Ren side
ここで働いていれば、いつか会えるんじゃないかと思ってた。
そしたら…
意外にも早くその時が訪れた。
店に入って来た時からすぐ分かった。
見間違える訳がない。
俺の大事な初恋の人のことを。
彼女は今も変わらず、俺の好きな笑顔で笑っていた。
だけど、その笑顔は俺ではなくニキに向けられたもの。
あ…あの二人、あれから付き合うことになったんだ…
チクッと胸が痛んだけど…それは仕方がないことで。
それにニキなら、Aのことを守ってくれるって信頼もあって、少しだけホッとした自分もいた。
だって、Aの時間があのまま止まっていたらどうしようってずっと心配してたから…
ホールに出れず、バックヤードからAをこっそり見ている今の自分はなんて情け無いんだ…
あんなに会いたくても会えなかった彼女が、今目の前にいる。
全ての運を使い果たした気分だし、緊張でどうにかなりそうだった。
Aに話しかけた時は、すでにAも俺に気付いていて。
久しぶりに目が合った瞬間は、胸が押し潰されるくらい…苦しくなった。
視線を交わしたその一瞬で、4年分の感情がぶわっと込み上げてきて、
…やっぱり、どうしようもなく好きだって思った。
約束をしたカフェに、彼女はちゃんと待っていてくれた。
それだけで泣きそうなくらい嬉しかった。
この4年間、1日足りともAのことを考えない日は無かった。
好きで好きでたまらなかったのに…
自分から手放した。
何度も後悔したし、涙を流す日もあった。
Aは今何をして、誰といるんだろう、
どんな事で笑って、どんな事で涙してるんだろう、
…どうか幸せでいて欲しい、
そう願い続けていた。ずっと。
‘’なべ‘’という人の名を聞いた時、分からないけど直感でAの彼氏だろうって思った。
俺の勘は当たり、その彼はAの‘’大切な人‘’だった。
あ、
ゆっくりでもちゃんと、Aの時間は動き出していたんだ。
そう思ったら、自分の気持ちにいよいよ終止符を打たなきゃいけない時がきたのかなって覚悟をした。
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R(プロフ) - ninaさん コメントありがとうございます！こちらの作品のコメントは久しぶりだったので嬉しかったです🥺✨一気読みなんて嬉しい限りです…😭今連載中のお話もどうか楽しんで頂けますように…🥺 (2022年2月3日 21時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
nina(プロフ) - 最初から一気に読みました😭最高です！！🖤💛💙に愛される人生を歩みたいです（笑）次のお話も楽しく読ませていただきたいと思います！ありがとうございました✨✨✨ (2022年2月3日 15時) (レス) @page50 id: 3feab5f3eb (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん ありがとうございます😭✨今回も無事完走できました🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん コメントありがとうございます😭✨わぁ〜嬉しいです😭💕また大大大好きと言ってもらえる作品を書けるように頑張ります☺️ (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みさん コメントありがとうございます😭✨そんな事言って頂けて声を出して喜んでしまいました…😭続編構想中なので出来たらまた読みに来て下さると嬉しいです🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年11月21日 15時
