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Shota side
今頃Aは試験を頑張っているだろうか。
土曜日の昼、俺は朝からソワソワと落ち着かない。
まるで自分が試験を受けるような緊張感さえあった。
先週、熱があると連絡が来た時は本当に焦ったし、布団を奪った自分の酷すぎる行動を何度も悔やんだ。
電話でAの口から「照に送ってもらって、お粥も作ってもらった」と聞いた時は一瞬衝撃で言葉を失った。
そういやギクシャクしてた関係はいつの間にか和解したのか、とか。
送ってもらったってことは一緒にいたってこと？とか。
お粥を作った？は？なんで？家に結構な時間いたのかよ！…とか。
それはそれは色々考えて、イライラした。
けど、
病人相手に嫉妬をぶつける程ガキではないし、自分も少しくらい余裕を持ちたいって思った。
取り乱さずに「とりあえず無理しないで、ゆっくり休んで」って、送ったのは俺にしては大人だったと思う。
実際心配していたことには変わりないし。
だけどこんな時、彼氏よりも幼馴染が側にいることには納得出来なかったし、悔しかった。
そう思う時点でまだまだ俺って小さい男なのかな…
翌日には治ったと連絡が入り、水曜にはいつも通りに元気そうなAの姿を見れて安心した。
だけど、
勉強の合間にトイレに行った際、扉が開いていた寝室にチラッと目を向ければ、明らかにAのものではない男物のジャージが掛かっていて。
…すぐに岩本のだって分かった。
こうやって現物を見るとあいつがここにいたって情景が浮かんできてしまって…思わず見て見ないフリをした。
さらにはこの日、思いもよらない事実が判明した。
それはAの誕生日がとっくに過ぎていたということ。
二重のショックで後半は勉強どころじゃなかった。
・
・
・
バイト先に到着すると携帯が鳴り、急いで画面を開けば無事に試験が終わったとの報告で心の底からホッとした。
けど、続け様に岩本とごはんに行って良いかの確認。
…落ち着け。
落ち着け自分。
寛大な男になるには、これくらいのことで妬いてはいけない。
自分だって用があるように、AにはAの付き合いだってあるんだから。
俺自身、その辺の自由は尊重したかった。
なので、『別に俺の許可とらなくて良いよ。行ってらっしゃい』と送った。
だけど酔っ払ってこの前みたいなおんぶを見せつけられるのは勘弁だったので、飲み過ぎ禁止とも付け加えた。
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R(プロフ) - ninaさん コメントありがとうございます！こちらの作品のコメントは久しぶりだったので嬉しかったです🥺✨一気読みなんて嬉しい限りです…😭今連載中のお話もどうか楽しんで頂けますように…🥺 (2022年2月3日 21時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
nina(プロフ) - 最初から一気に読みました😭最高です！！🖤💛💙に愛される人生を歩みたいです（笑）次のお話も楽しく読ませていただきたいと思います！ありがとうございました✨✨✨ (2022年2月3日 15時) (レス) @page50 id: 3feab5f3eb (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん ありがとうございます😭✨今回も無事完走できました🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みみみさん コメントありがとうございます😭✨わぁ〜嬉しいです😭💕また大大大好きと言ってもらえる作品を書けるように頑張ります☺️ (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みさん コメントありがとうございます😭✨そんな事言って頂けて声を出して喜んでしまいました…😭続編構想中なので出来たらまた読みに来て下さると嬉しいです🥺💓 (2021年12月11日 12時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年11月21日 15時
