秘密の関係 ページ5
「あのね、話すと長くなるんだけど…」
そうして出会いから付き合いに至るまでの経緯を全て親友に話した。
親友「待って…全然まだ理解が追いつかないんだけど。確かにこの前の生放送のやつは私もえ!?って思ったから信憑性あるな…」
親友は相変わらず頭を抱えながら考えている。
あの生放送の告白を観た時は、親友もなんか妙にリアルだと感じていたらしい。
親友「確かにしょっぴーが歌った曲ってAが好きな曲だったもんね。あの時はAと一緒じゃんくらいにしか思ってなかったけど…
…え、うそ?本当に?」
やっと色々考えが追いついてきたのか少しは信じてくれたようだった。
「本当はすぐにでも相談したかったんだけど…やっぱり言えないことも多くて…」
親友「待って。Aしっかり恋してるじゃん。…えー?どうしよう、私まだ半信半疑だけどすごい事すぎてパニック!」
一回トイレ行ってくる!とそこで席を立ってしまった。
これは完全に信じてもらえるまで時間がかかりそうだ…と思っていた時、ちょうど翔太くんからLINEが来た。
翔『無事親友さんには会えた?あと…言えた?笑』
『今ちょうど話したとこ。でも、やっぱり半信半疑みたい…』
翔『だよね笑。今って電話できる?』
え、…今?
『今は…親友といるからちょっと難しいかも…』
翔『だから電話したいの』
『え?どゆこと?』
翔『俺が代わったら本人だって信じてくれるんじゃない?さすがに』
…なるほど!
『でも…いいの?』
翔『全然いいよ』
じゃあちょっと待ってね、と一回LINEが途切れる。
と、同時に着信を知らせるバイブが鳴り親友もちょうどトイレから戻ってきた。
「ごめん、ちょっと電話出るね」
親友「うん」
『もしもし』
翔『今どんな感じ?』
『目の前にいるよ』
そのセリフにルイボスティー を飲んでいた親友が不思議そうな顔をする。
翔『ちょっと代わって』
そこで私は軽くスマホを手で押さえながら、親友に「出てもらえる?」と言って差し出す。
親友「え?なんで私?誰?」
と電話越しの翔太くんに聞かれないように口パクで私に尋ねながら怪訝な顔で電話に出る。
親友『もしもし?』
翔『あ、初めまして。SnowManの渡辺翔太です』
親友が見たことのないくらいビックリした顔でこちらを見てきた。
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R(プロフ) - sakiさん コメントありがとうございます!初めてのコメント、とっても嬉しかったです!少しでもご期待に応えられるよう、楽しみながら緩やかに更新していきたいと思います!これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年8月1日 15時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - はじめまして!!翔太くんの話と気になり、一気読みしてしまいました!!翔太くんとヒロインちゃんの関係がとっても大好きで、文章もとっても読みやすいです!名古屋編のホテルでは2人のイチャイチャも見れるのかなと勝手に期待してます!更新頑張ってください! (2021年7月31日 23時) (レス) id: f85547084c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R | 作成日時:2021年7月26日 11時